2021年8月に上映が開始された『ドライブ・マイ・カー』。

原作は村上春樹が手掛けていたこともあって、公開前から話題となっていました。

反響も大きくカンヌ国際映画祭で4冠を受賞するなど、世界的に注目を集めている作品でもあります。

せっかくなので、この作品を観てみたいと感じている人も多いのではないでしょうか。

今回は、『ドライブ・マイ・カー』がネット上で配信されているかどうかリサーチしてみました。

この記事では、

  • 『ドライブ・マイ・カー』の配信サイトはあるの?U-NEXTで見られる?
  • 『ドライブ・マイ・カー』を無料視聴できる方法をチェック!
  • 『ドライブ・マイ・カー』の口コミや評判は?

についてお届けします。





『ドライブ・マイ・カー』の配信サイトはあるの?U-NEXTで見られる?

『ドライブ・マイ・カー』をU-NEXTで検索してみましたが、2022年1月現在配信されていないようでした。


出典:U-NEXT

他のVODサイトもリサーチしてみましたが、結果は同様でした。

NETFLIX 配信なし
Hulu 配信なし
Amazon Prime Video 配信なし
dTV 配信なし

ですが、2022年2月18日(金)にDVD、Blu-rayの発売が予定されています。

日、2022年2月18日(金)にDVD、BluでもDVDレンタルが先行開始されると告知されていました。


出典:映画『ドライブ・マイ・カー』公式サイト (bitters.co.jp)

U-NEXTは、VODサイトの中でも映画の配信本数が最大級です。

今後、配信される可能性も十分にあり得ます。

『ドライブ・マイ・カー』をU-NEXTで楽しみたい方は、定期的にサイトをチェックすると良いでしょう。



『ドライブ・マイ・カー』を無料視聴できる方法をチェック!

『ドライブ・マイ・カー』を無料視聴できるサイトをリサーチしてみましたが、見当たりませんでした。

もし無料で配信されていた場合、海賊版のものである可能性が高いです。

不用意にアクセスするとウイルス感染の危険性もある為、あまりオススメできません。

ですが、正規のVODサイトでも実質無料で視聴できる場合があります。

新規加入者特典として、初月無料でサービスが提供されていることもあります。

こうしたサービスを提供しているか、各サイトをリサーチしてみました。

U-NEXT 新規入会31日間無料トライアル600ポイント進呈
Amazon Prime Video 新規入会30日間無料トライアル
月間プラン料金:500円(税込) 年間プラン料金:4,900円(税込)
Hulu 新規入会2週間無料トライアル
dTV 新規入会最大31日間無料トライアル
NETFLIX 新規入会特典なし

これらのサイトをチェックしてみて配信が開始されたときに、加入してみるのも一つの方法ですね。

 



『ドライブ・マイ・カー』のあらすじや見どころ

『ドライブ・マイ・カー』は、村上春樹の同名の小説が原作になっています。

▼本を読みたい方はこちら▼

女のいない男たち (文春文庫)

あらすじ

舞台演出家の家福かふく悠介(演:西島秀俊)は、脚本家で妻のおと(演:霧島れいか)と2人で暮らしていました。

家福の舞台を観に来ていた音は、自分のドラマに出演している高槻耕史(演:岡田将生)という俳優を紹介します。

後日、ロシアでの仕事の為に早朝に家を出た家福。

しかし、天候不順により予定の飛行機が中止になってしまい自宅に引き返しました。

だが、そこで見たのは見知らぬ男性と仲睦まじくしている音の姿。

不倫現場を目撃した家福は、こっそり日本のホテルに泊まることにしました。

その夜テレビ電話で通話しますが音は、さっきまで不倫していたとは露ほども感じさせない態度を取っていました。

1週間後、家福は交通事故に遭ったことで緑内障であると判明します。

さらに翌日には、音はクモ膜下出血を起こし急死してしまいました。

2年後、家福は広島で開催される演劇祭に招かれます。

しかし、運営者のルールで滞在中の運転を禁止されてしまいます。

その代わりに、家福の専属ドライバーとして渡利わたりみさき(演:三浦透子)を紹介されます。

演劇祭のオーディションに参加していた役者の中には以前、音に紹介された高槻の姿もありました。


出典:映画『ドライブ・マイ・カー』公式サイト (bitters.co.jp)

見どころ

最愛の妻を失った主人公が、演劇祭を通じて出会った人々との交流を経て自分と向き合っていくというヒューマンドラマです。

ひょんなことから妻がほかの男性と親しくしていたと知り、冷たい態度を取ってしまった家福。

しかし、そのしばらく後に妻が息を引き取ってしまうという後味の悪い展開になってしまいました。

そこを乗り越えて、生きていく希望を取り戻していく姿に心を惹かれる内容となっています。

主演の西島秀俊は、演劇を舞台にした本作品についてインタビューで話していました。

『演技についての映画』というのは、(俳優が)非常に厳しいさらされ方をするものだと思っています。自分自身を断罪しなくてはならなくなる。僕は自己評価が高くないので、非常に辛らつな意見になってしまいがちですが……。自分自身への不安というものは、本来は自分で消化しなくてはならないものです。でも、濱口監督はそういうことに関しても付き合ってくれるような方でした

出典:ドライブ・マイ・カー インタビュー: 西島秀俊、濱口竜介監督との対話で封印を解く カンヌ4冠「ドライブ・マイ・カー」を語る – 映画.com (eiga.com)

本作品は役者たちが舞台の台本の台詞合わせをしていきながら、何かを感じ取っていくという劇中劇のような特徴的な手法を取っています。

難しい役回りですが西島秀俊の演技力によって、村上ワールドが表現されていて見ごたえのある作品でした。



『ドライブ・マイ・カー』の口コミや評判は?

実際に『ドライブ・マイ・カー』を観たという方の感想を一部、紹介します。

不自然さがクセになる魅惑の179分

舞台演出家で俳優でもある主人公、家福と脚本家の妻、音は一見満ち足りた結婚生活を送っているようだが、夫を見つめる音の目はどこか空虚だ。2人が交わす会話も妙に芝居ぽくって見ていて居心地が悪い。一方、家福が関わっている舞台では多言語が飛び交っていて、さらに居心地が悪いのだが、なぜか作品として成立している。同じ日本人の夫婦同士なのに、深い部分では繋がっていなさそうな家福夫妻と、他国人同士でありながら、相手の動きや息遣いから物語を紡ぐことができる演劇という不思議な空間。

そんな風にコミュニケーションの持つ意味について考えさせる本作。とにかく、179分のうちの150分くらいは居心地が微妙なのだが、一方で、監督が意図した不自然な会話のリズムにハマって、いつしか画面をじっと凝視している自分に気づいた。そして、家福とドライバーのみさきが運転席と助手席に隣り合わせて、劇的なクライマックスに向けてハンドルを切っていくラストの20分では、一転して、台詞によって人物の心の中が明確に表現される。そうか、そういうことだったのか!?

そこでは初めて、西島秀俊のマス目に言葉を置いていくような演技スタイルが効力を発揮する。全て計算し尽くされているのだ。カンヌ脚本賞も頷ける。

出典:ドライブ・マイ・カーのレビュー・感想・評価 – 映画.com (eiga.com)

 

付け髭を外す芝居にしびれた

序盤にある、楽屋裏のシーンにすごく惹かれる。西島秀俊が付け髭をつけている。これがすごく印象的である。鏡がおいてある、それに向かいながら、付け髭をピりリと外す。この芝居に異様に惹かれてしまった。要するに、この映画は男が付け髭を外す映画なのかと思った。髭が男の威厳やらなにやらを象徴するのかどうかわからないが、ただ付け髭を外すという、楽屋裏での何気ないひとコマがとても強烈なイメージをはなっているように思えてしまった。実際、その印象は間違いではなかった。男が威厳とか強さをを捨てて弱い自分を見つめなおす物語であったように思う。
広島での芸術祭における、主人公の芝居作りの過程は興味深いものだった。これは濱口監督のメソッドだと思うが、途中で役者の1人が「私たちはロボットじゃない」と言い出す。ただ、感情を込めずに台詞を喋らせる本読みを濱口監督も行っているのだが、実際に言われたことがあるのだろうか。
三浦透子が素晴らしい。どこか落ち着いて考えられる場所はあるかと聞かれた時に、車を叩く仕草のこなれた感じ。あの仕草に、この人は本当に車の運転が上手いんだろうなと思わせる、すごい説得力があった。

出典:ドライブ・マイ・カーのレビュー・感想・評価 – 映画.com (eiga.com)

 

世界観にゆっくり浸るのにオススメ

あの短編小説を、どうやって3時間の長編に??と思いましたが‥

チェーホフの『ワーニャおじさん』の演劇製作と並行しながらの、ストーリー展開には引き込まれました。

劇中劇の対話、家福とみさき、高槻との対話、音から紡ぎ出される語り。

印象的だったのは、高槻が、「他人の心をそっくり覗き込むことはどんなに愛している人でも無理。でも、自分の心はしっかり覗き込むことができる」とゆうところ。それから、みさきが、夫以外の男性と関係を持っていた音のことについて、「謎ではない、ただそういう人だった」みたいにゆうところ。なんか、ちょっと、救われるような気持ちになったんだけど、なんでかしら。

ちなみに、岡田将生演じる高槻が追突事故を起こしているシーンでは、どうしてもアクサダイレクトのCMが頭をよぎりました‥

出典:ドライブ・マイ・カーのレビュー・感想・評価 – 映画.com (eiga.com)

原作は短編小説でしたが、本作品は179分という超大作です。

村上春樹の世界観が上手く再現されている作品だと感じました。

キャスティングも登場人物のキャラクターにうまくはまっているという印象です。

特に西島秀俊の演じる家福は、台詞のないシーンであっても彼の感情がひしひしと感じられました。

派手な展開こそありませんでしたが、この淡々とした雰囲気がかえって心に残るものがあります。

失意のどん底にいた主人公が、どうやって苦難を乗り越えていくのかが注目ポイントですね。



まとめ

  • 『ドライブ・マイ・カー』の配信サイトはあるの?U-NEXTで見られる?
  • 『ドライブ・マイ・カー』を無料視聴できる方法をチェック!
  • 『ドライブ・マイ・カー』の口コミや評判は?

についてお届けしました。

村上春樹の短編小説が原作であるということも相まって、世界中で注目を集めていた本作品。

残念ながら、2022年1月時点で配信しているVODサイトは見つかりませんでした。

ですが、DVDの発売やレンタルの開始も予定されています。

そのため、忙しくて映画館に行けなかったという方も観るチャンスはあります。

U-NEXTでしたら、配信本数も多く比較的新しい映画も配信していることがありますので要チェックです。

他にも新規加入特典が用意されているサイトもありますので、ポイントを駆使してお得に観られる場合もあります。

それぞれのスタイルに合ったサイトで配信されることを期待したいですね。

 

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