東京オリンピックで心配されていることの一つが猛暑や台風などの気候の影響ですよね。
野球の場合、過去の日本での国際試合は東京ドームをはじめとするドーム球場が多く使われてきたので、試合が雨により中断や中止になる心配はありませんでした。
今回は
- 東京オリンピック・野球の雨天中止の判断基準は?
- 東京オリンピック・チケットの払い戻しについて
を見ていきたいと思います。
一般的に野球という競技はラグビーやサッカーと違って、雨でも強行するという手段が取りにくいスポーツです。
東京オリンピック・野球競技で試合当日に雨が降っていて試合を行うことが出来ない場合はどうなるのでしょうか?
東京オリンピック・ 野球の雨天中止の判断基準は?
東京オリンピックの野球会場は初日の福島あづま球場、それ以外の試合を横浜スタジアムと屋外球場で行う予定になっています。
当然問題になってくるのが、雨天時の対応ではないでしょうか。
結論からいうと、雨などで大会進行が妨げられても、大会期間内に全てを終わらせる判断をしていくことになります。
東京オリンピックの公式サイトには、台風などが発生した場合のスケジュールについて、
「すべての競技で緊急時の対応計画を策定します。
台風などが発生した場合は、この計画に基づき、対応方法を決定いたします」とあります。
また、国際オリンピック委員会の憲章には「大会期間は16日を超えてはならない」とあり、期間の延長は想定していないことが分かります。
過去のオリンピックや国際試合の雨天時のスタンスは基本的に「待ち」と言われています。
天候悪化・日没等の理由で球審が試合を打ち切ったとき、試合が規定のイニングを終了していれば正式試合として認められます。
終了しなかった場合はノーゲームとなり、翌日以降に1回から再び試合が行われます。
公認の野球規則では試合成立の規定を5回としています。
試合続行可能な状態になるまで待ち、少しでも出来そうだったら、プレーをして、雨が降ったらまた中断をするという形で何とか試合を成立させようとすることが多いようです。
しかし、昨年行われたU-18ワールドカップでは、日本が台湾に雨による5回コールド負けを喫しています。
いずれにせよ、日程が無駄に伸ばせない状況の中での悪天候時は審判団、主催者側の判断はとても難しいものになりそうですね。
東京オリンピック・野球のチケットの払い戻しについて
予定されていた試合が雨などで翌日や別の日に設定された場合、チケットの払戻しは可能なのでしょうか。
東京2020チケット購入・利用規約の第39条には、中止された場合はチケット規約に従って払戻しを申請することが可能であると明記されています。
第39条(セッションの中止)
1.当法人は、自らの裁量により、セッションを中止することができます。(中略)
2.(前略)セッションの中止に関する情報は東京2020大会組織委員会の公式ウェブサイトにおいて確認することができますので、チケット保有者は責任をもってセッションの中止の有無をご確認ください。当法人では、セッション開始前にチケット保有者にセッションの中止の連絡が行なわれることは保証しません。
3.セッションが中止された場合は、チケット購入者は、東京2020チケット規約に従って払戻しを申請することができます。
チケット払戻し方法について
払戻し情報については、公式チケット販売サイトに掲載されることになっていますので、開催の有無が気になる場合には小まめにチェックすることが必要になりますね。
- 払戻し方法は、組織委員会が指定した期日までに公式チケット販売サイトで払戻しの申請を行うことが必要です。⇒チケット利用規約41条の1
- 公式チケット販売所を含め現地でのチケットの払戻しはできません。公式チケット販売所で購入したチケットの払戻手続についても、東京2020公式チケット販売サイトで行なう必要があります。⇒チケット利用規約41条の2
- 払戻手続は、東京2020公式チケット販売サイト内のマイチケットのページから行なうことができます。⇒チケット利用規約41条の3
しかし、基本的には予定されている試合が中止となる事は考えにくく、悪天候でも規定回数を行っての「試合成立」、もしくは順延、サスペンデッドゲームとなり翌日以降に試合が行われ可能性が高いです。
試合が規定により成立しなかった場合は、元のチケットを使用して新しい試合を観覧することができると記されています。
また、中止や遅延の通知に関しては、公式サイト上で事前に通知するとされていますが、最終的にはチケット保有者各自が責任をもって、その日の試合が予定通り行われるのかどうかを確認することが求められています。
チケットを購入後個人的な理由で行けない場合はどうすればいいの?
それでは、チケットを購入したけど個人的な理由で行けなくなってしまった場合には、どうすれば良いのでしょうか。
原則として、遅延や延期があったとしても、競技が行われれば払戻しの対象にはなりません。
事前に行けないことが分かっている場合には、以下の解決方法があります。
- 東京2020公式チケットリセールサービスを利用して販売する
- 家族や友人であればチケットサイトのマイページで名義変更すれば譲渡することが可能
せっかく野球のチケット当たったのに・・。
さらにオリンピック、野球のチケット当たってるんですが、これも何かの理由でなくなったら呪われてると思う。
— yut/setsuka (@setsukaxx) March 9, 2020
延期の予定はないと言ってるけど・・。
だからオリンピック延期したら当てた野球のチケットはどうなるんだよ(n回目
— シン (@sin_inuidondon) March 11, 2020
オリンピックの野球チケットが心配です・・心配ですよね。
広島とか阪神はツラいですよねー。死物狂いという言葉が物語りますよね。とりあえず見守るしかないですが…自分はオリンピックの野球チケットが心配ですw
— ちゅ~ぃ@2/23 東京競馬場 (@chewie1999) March 11, 2020
まとめ
今回は,東京オリンピック野球の試合が雨天などの場合はどうなるのかを、過去の例やオリンピックならではの規定などから、ある程度の雨であれば強行するのかなどを考えてみました。
さらに、、中止になった時には払戻しがありますが、順延になった時などのチケットの払戻しは、基本的には日にちが変わった試合は観覧できるが払戻しはないようです。
雨が続いて試合が消化できないと、当然日程が過密になる恐れがあることが予想されます。
天気には勝てませんが、最高のコンディションで選手の皆さんがプレーできるように、日程通りに進行されることを願いたいですね。