子供の頃のお正月の楽しみといえばお年玉でした。
大人になり、自分でもお給料をもらうようになると、恩返しの気持ちとして両親やおじいちゃん・おばあちゃん等、お世話になった年上の方にお年玉を渡したいと思うことがあります。
38歳にしてはじめて両親にお年玉をあげてきました!
私も発達障害で今まで両親を困らせてきたけれど、親にお年玉をあげられる位にはなったよー!喜んでくれて嬉しかった— 山かつ (@tdkmam2) December 31, 2020
ですが、いざ渡そうとすると、包み方・表書きなど渡すときにどうしたらいいのか悩みますよね。
子どもに対してのようにポチ袋に入れて、そのまま渡して良いものなのでしょうか?
疑問に思いましたので、今回はお年玉を目上の方に渡す時のマナーや表書きなどを調べてみましたので、ご紹介したいと思います。
お年玉を両親や年上に渡すときのマナー
「お年玉はどうしてお年玉って言うの?」と聞かれたので、『「お年玉」の玉は魂の意味で本当は「落とし魂」って書くんだよ。目上の人から授かることで、魂の汚れを落として浄化するための儀式だよ。嘘だけど』と適当なことを答えて、家に帰ってからググってみたら半分ぐらい合ってたのでびっくりした。
— silvers (@silver_s) December 10, 2010
お年玉は主に身内や知人友人の子どもにあげることが多いので、気軽に渡してしまいますが、年上の方や目上の方に贈る際にはいくつかルールがあります。
お年玉は、もともと神さまから家長へ、家長から家族や奉公人へ分配していたもので、目上の人から目下の人へ渡されていたものなので、本来は目上の方にお年玉を渡すのは失礼なこととされています。
ですが、お世話になった方へどうして渡したい場合、マナーを知って失礼のないように渡しましょう。
両親や年上に渡すときは「お年賀」として渡す!
お年玉として渡さずに、包みの表書きを「お年賀」として渡します。
お年賀は、年上の人や目上の人に新年のあいさつの時に渡すもののことなので、お金を包んで渡したい時には表書きを「お年賀」に変えることでお年玉を渡すことができます。
目上の人にお年賀を渡すときの包み方や表書きは?
新年に送るものなので、「あなたのために用意した」ということや、「新しい年もあなたにとっていい1年になりますように」といった願いを込めて新しいお札を用意しましょう。
一般的に紅白の祝儀袋に「御年賀」と表書きして使われます。
紙幣は肖像(人物像)がある方が表になりますので、袋を開けたときに表が見えるように祝儀袋へ入れましょう。
新年を祝ってのお年賀ですから、お祝い事用の水引飾りがついた豪華な飾りを用意することで、より一層おめでたさを演出できますね。
まとめ
調べてみると、日頃からお世話になっている目上の方や両親へ「お年玉」として渡してしまうと大変な失礼な行為であることが分かりました。
実際、自分がもらう立場になった時を考えても、ちょっと複雑な気分になりますよね。
そういった意味でも「お年賀」という形で渡すのはなかなか最適な解決方法だなと思います。
新年の清々しい気持ちを胸に「お年賀」として、日ごろの感謝を込め、礼儀を持って渡すようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。