2021年6月19日、日本フェンシング協会の会長が交代するとのニュースが入ってきましたね。
これまでの会長は08年の北京オリンピックと12年のロンドンオリンピックで2つの銀メダルを獲得した太田雄貴さん(35)でしたが、新会長としてタレントの武井壮さん(48)が就任するとの発表です。
日本フェンシング協会は19日、都内で理事会と総会を開き、新理事体制を承認した。男子フルーレの08年北京オリンピック(五輪)個人、12年ロンドン五輪団体で日本最高の銀メダル2個を持つ太田雄貴会長(35)が会見し、新理事20人を発表。自身の退任と新会長にタレント武井壮(48)が就く人事が発表された。
出典:日刊スポーツ
本日、大反響の新体制を発表しました!太田会長、これまで本当にお疲れ様でした(&これからもよろしく)‼️武井新会長、これからよろしくお願いします🤺❤️
そして皆様、今後のフェンシング協会もよろしくお願いします🙏✨#フェンシング #突け心を@sosotakei @yuking1125 https://t.co/yL0C7JMrEk pic.twitter.com/EM97v94tIW
— 日本フェンシング協会【公式】 (@FJE_fencing) June 19, 2021
武井壮さんといえば、『百獣の王』を自称(他称?)し、陸上競技・十種競技元日本チャンピオンでもありますが、残念なことにインターネット上のコメントでは「マスコミ向けの広告塔」「一時的なネタ寄せ」「ただのタレントなのに無理じゃない?」などと、選任理由に疑問を持っている人もいるようです。
そこで、今回の記事では
- 武井壮がフェンシング協会会長に就任するのはなぜ?
- 武井壮のフェンシング経歴
- 太田雄貴の退任理由
について詳しく調べて、解説していきたいと思います!
武井壮がフェンシング協会会長に就任するのはなぜ?
まずは、Yahooニュースのコメント欄でも多く語られていた「なんで武井壮さんなの?」という疑問についてです。
結論から書きましょう。
ヤフコメを見ると、武井壮さんのことを「ただのタレント」と考えている人が多いようで驚きました。
一般にあまり知られていないようですが、武井壮さんは自身も超人的な身体能力を持つアスリート。
キング・オブ・アスリートとも言われる陸上の10種競技の日本チャンピオンになったこともある、正真正銘のスポーツマンです。
公益社団法人日本フェンシング協会
会長に就任しました
皆さんがフェンシングを観る、フェンシングで遊ぶ、フェンサー達を知る、フェンシングに触れる、そんな機会やきっかけをこれまではできなかった角度や方向性、フィールドから広げたいと思います夜にYouTubeで詳しいお話できればと思います
— 武井壮 (@sosotakei) June 19, 2021
2020-2021年の東京五輪で10種競技の注目されている選手といえば右代啓祐選手がいますが、その先輩といえば、聞こえは良いのではないでしょうか?
そんな武井さんだからこそ、フィジカル&メンタル&ビジネスノウハウなど、まだまだメジャーとは言えないフェンシングの振興に最適だと、太田会長は考えたんでしょうね。
日本1位の栄光を掴んだことのあるアスリートである点に加えて、経営的な視点・組織をまとめ上げるマネジメント能力・アスリート経験を活かした選手個人へのアドバイスなど、十分な素質を持っている人物ですので、筆者個人的には最適すぎる人選だと思いました。
太田さんもメダリストとなり、その後フェンシング協会会長としてテレビ・ラジオ・雑誌といったメディア露出を多く経験する中で、同じアスリート出身でタレントとしても成功している武井さんのマインドに惹かれたのでしょう。
新会長となる武井壮さんも「非常に重い役職。会長という肩書をいただいたが、1人のアイデアマン、フェンシングを愛する1人として、例えば街を歩いている人に聞いたら、プロ野球選手のように誰もがフェンシング選手のことが分かるような日本にしていきたい」と所信表明しており、今後のフェンシングというスポーツの発展が楽しみですね。
武井壮はフェンシング経験者?経歴は?
次にヤフコメで批判材料にもなっていた「武井壮はフェンシング経験者なのか?経験もないのに会長になるなんて…」といった意見についてです。
これも結論から言うと「武井壮さんはフェンシング未経験」です。
武井さんはあくまで10種競技という陸上競技の元選手であり、フェンシング経験はありません。
(それも理由にあって、最初は会長就任を断っていたみたいですね。最終的には太田前会長の熱意に折れる形で、会長就任を決めたとのことですが…笑)
ただ、そのスポーツの未経験者だからといって、協会トップになるのがおかしいかと言うと、決してそんなことはありません。
極端な話、協会内にビジョンを共有でき、目標・目的を達成できるのであればスポーツ経験や経歴は関係ないと言えます。
上場企業の社長と似ているかも知れませんね。
大きな会社になればなるほど、外部企業の経営陣から人材を招へいしていたりします。
例えば日本マクドナルドのCEOも、別事業の経営者だった人が就任しています。
別事業の成功事例や知見、人脈を活かす事でシナジーを得られるという点では、別の競技の選手だった人が会長になるのは理にかなっているんじゃないでしょうか。
太田雄貴の退任理由は?
太田雄貴さんが会長を退任するのは、単純に4年間の任期を終えたことが理由です。
スキャンダルが理由とかではないのでご安心ください。
本日の総会をもちまして、日本フェンシング協会の会長退任となりました。
感謝の4年間でした。
本日より武井壮 @sosotakei 新会長の元、新体制がスタートします。フェンシングが更に発展するような取り組みに期待しています。応援よろしくお願いします!https://t.co/OYETqIhxyY
— 太田雄貴 (@yuking1125) June 19, 2021
オリンピックでのメダル獲得から10数年、しっかりフェンシングを広めることに貢献し、会長としての仕事をつとめあげた太田さんは素晴らしい仕事ぶりを発揮されましたね!
後任として選ばれた武井壮さんの活躍もこれから大いに期待したいと思います。
武井壮がフェンシング協会会長に就任まとめ
武井壮さんがフェンシング協会の新会長に選ばれ、就任したニュースについてご紹介しました。
4年間、フェンシング協会の会長として務めあげた太田さんも素晴らしかったですね。
これからのフェンシングという競技の振興に期待できる人選になっているかと思います。
またおもしろい情報が入りましたら続報をお届けしていきますので、ご意見・ご感想をコメントでいただけると嬉しいです!
それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。