こんにちは。

柔道経験者のはっしーと申します。
実は柔道二段を持っています。

とは言うものの、最近道場に顔を出していないので、かなり鈍っていると思います^^;

最近気になるのは、やはり東京オリンピックの柔道競技です。

東京五輪を来年に控え、選手達も代表入りを目指し調整をしていることでしょう。
日本のお家芸、柔道も選手層が厚く代表入りするにも一苦労といったところでしょう。
女子柔道78㎏超級はバルセロナオリンピックで坂上洋子選手が銅、シドニーオリンピックで山下まゆみ選手が銅、塚田真希選手がアテネで金、北京で銀、ロンドンオリンピックで杉本美香選手が銀、リオデジャネイロオリンピックで山部佳苗選手が銅と、意外とメダルが取れていますが、金メダルは一回のみというクラスです。

このクラスは現在朝比奈沙羅選手と素根輝選手の2人がトップ争いを繰り広げているクラスで、8月の世界選手権では、素根輝選手が優勝、朝比奈沙羅選手が3位と2人共世界で通用する選手です。
そこで、朝比奈沙羅の経歴とエピソードを紹介していきたいと思います。
動画は、朝比奈沙羅選手の試合の映像です。





朝比奈沙羅選手の経歴

生年月日:1996年10月22日生まれ(28歳)
出身:東京都
血液型:A型
身長:176㎝
体重:135㎏
段位:五段
組み手:右組
得意技:払腰 支釣込足

小学校時代

柔道は小学校2年の時に講道館にある春日柔道クラブに入門。
道場の2年先輩にはベイカー茉秋、1年先輩にはウルフ・アロンもいました。
柔道以外にも水球の選手であった父親の影響を受けて、水球、競泳、バスケットボールも習っていたとか。

中学校時代

2009年4月渋谷教育学園渋谷中学に進学。

2年生の時

  • 全国中学校柔道大会 優勝
  • 全日本選抜少年柔道大会 団体戦 優勝

3年生の時

  • 全日本カデ 優勝
  • ドイツカデ 優勝
  • 世界カデ 優勝
  • 全日本ジュニア 5位
  • 全日本選抜少年柔道大会 団体戦 3位
  • 講道館杯 5位
  •  ベルギー国際 ジュニアの部 3位 シニアの部 2位

高校時代

2012年4月渋谷教育学園渋谷高校に進学

1年生の時

  • 全日本選手権 3位
  • 金鷲旗 2位
  • インターハイ 個人戦 優勝 団体戦 2位
  • 全日本ジュニア 優勝
  • グランドスラム・東京 3位

  • エクサンプロヴァンスジュニア国際 優勝
  • ヨーロッパオープン・ソフィア 優勝

2年生の時

  • 全国高校選手権 優勝
  • 体重別選手権 3位
  • 金鷲旗 3位
  • インターハイ 3位
  • 国体 少年女子の部 優勝
  • 講道館杯 優勝
  • グランドスラム・東京 5位
  • ヨーロッパオープン・ローマ 3位

3年生の時

  • 全日本ジュニア 優勝
  • 世界ジュニア 個人戦 優勝 団体戦 優勝
  • 講道館杯 優勝
  • グランドスラム・東京 2位

大学生時代

2015年4月、東海大学へ進学。

1年生の時

  • 体重別選手権 3位
  •  全日本選手権 5位
  • ユニバーシアード 個人戦 優勝 団体戦 優勝
  • 全日本ジュニア 優勝
  • 体重別団体 3位
  • 講道館杯 優勝
  • グランプリ・チェジュ 優勝
  • グランドスラム・東京 7位

2年生の時

  • 体重別選手権 2位

  • 学生体重別 優勝
  • 講道館杯 優勝(4連覇)
  • グランドスラム・東京 優勝
  • グランドスラム・パリ 優勝

3年生の時

  • 全日本選手権 優勝
  • グランドスラム・エカテリンブルグ 優勝
  • 世界選手権 2位
  • 世界団体 優勝

東海大学柔道部を9月末に退部(卒部)以後フリーで練習

  • 世界選手権(無差別) 優勝
  • グランドスラム・東京 優勝

  • グランドスラム・デュッセルドルフ 優勝

4年生の時
学生ながらパーク24に所属

  • 体重別選手権 2位

  • 全日本選手権 3位
  • グランプリ・ザグレブ 3位
  • 世界選手権 優勝
  • 世界団体 優勝
  • グランドスラム・大阪 3位

  • グランドスラム・デュッセルドルフ 2位

社会人時代

2019年3月に東海大学を卒業
所属は4年生からパーク24に所属

  • 体重別選手権 2位

  •  全日本女子選手権 2位
  • グランプリ・モントリオール 優勝
  • グランプリ・ブダペスト 5位
  • 世界選手権 3位

  • グランドスラム・大阪 3位

2020年は

  • グランドスラム・デュッセルドルフ 優勝

医学部の夢・文武両道

医者になりたいという夢を持つ朝比奈選手。
大学進学時に「柔道しながら医学部で勉強したい」と望みを伝えると、東海大だけが「面白い」といって引き受けてくれる事に。
大学3年の9月には、柔道の方向性や勉強時間を作りたい為に柔道部を卒部。
医療関係者からは「医療をなめるな」
柔道関係者からは「オリンピックを目指せるのに目移りするのか」
とどちらからも批判され、悲しんだ時期もあったとか。

「海外では、オリンピックメダリストが弁護士やドクターになることが珍しくなく、日本では難しいところがあるので、そのさきがけになりたい」とも語っています。

なので、東京オリンピックが終わったら医療の道に進むことを名言しています。

さらに、2019年11月には栃木県の獨協医科大学のAO入試に合格
次の進路まで決めてしまいました。

朝比奈沙羅選手の家族は?

朝比奈沙羅選手の家族を紹介したいと思います。

父 朝比奈輝哉さん

朝比奈選手の父親は愛知学院大学で歯科麻酔学を教えている麻酔歯科医だったそうですが、現在は順天堂大学医学部付属順天堂医科麻酔科の助教ということです。
元水球の選手だったことはわかっているのですが、それ以上の情報はありませんでした。

母親も現役の歯科医をされています。
名前など詳しい情報はありませんでしたが、母親と仲良く写っている写真がツイッターにありました。

兄弟は?

調べてみたところ、兄弟に関する情報はありませんでした。
一人っ子なのかもしれません。

彼氏は?

東海大学卒業時に「大学生活はやり残したことがないくらい充実していました。ただ彼氏ができなかったことぐらいですかね」と言っています。
その言葉を真に受けると彼氏はいないのかな?と思います。
大学卒業後も、医学部合格に向けて勉強していたでしょうし、柔道の練習にも追われていた事でしょう。

朝比奈沙羅の得意技は?

朝比奈沙羅選手の得意技を紹介します。

払腰

重量級ではオーソドックスな技ですが、体格を生かした巻き込みなどあります。
ただ、同じ階級では、巻き込みは通用しないと思うので、基本に忠実なきれいな形でないと通用しないはずです。

支釣込足

相手を崩してからの連続技に使われがちですが、ちゃんと一本も取れる技です。

医学部合格の朝比奈沙羅は東京オリンピックを狙えるか?まとめ

いよいよ、東京オリンピックの選手選考に大事なグランドスラム大阪があります。
世界選手権78㎏超級で優勝した素根輝選手がこのグランドスラム大阪で優勝すると東京オリンピック代表に決定してしまいます。
朝比奈選手がこのグランドスラム大阪で素根輝選手の優勝を阻止しないと朝比奈選手の選手生命は終わってしまうことになります。

朝比奈選手の最後の戦いになるのか注目です。

※11月26日追記
朝比奈沙羅選手は、グランドスラム大阪では3位に終わり、優勝した素根輝選手が東京オリンピック代表に決定しました。
朝比奈選手は、今回の東京オリンピック代表を逃したものの、2024年のパリオリンピックを目指すと明言しました。
年齢的にはまだまだイケる歳なので、頑張ってもらいたいものです。
ただ、医学部との両立ができるのかが少し疑問です。
これからも朝比奈選手の動向を見守っていこうと思います。