映画「騙し絵の牙」の原作は、ミステリー作家 塩田武士が、俳優の大泉洋を主人公としてあて書きされた同名小説が原作となります。
塩田武士氏は先日も星野源と小栗旬が主演した映画「罪の声」が映画化され話題になりました。
出版界と大泉洋を4年間の長期間に渡り徹底的に取材したうえで書かれた本作は、リアリティあふれる内容です。
さらに、作者は映像化を念頭に置いて書かれたので映画「騙し絵の牙」が完成形となるので是非劇場で鑑賞するのをお勧めします。
当初の映画公開予定は2020年6月でした。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大防止のため劇場公開が延期され、ようやく2021年3月26日に劇場公開となりました。
今度こそ劇場公開を期待してもよさそうです。
日本アカデミー賞受賞監督
吉田大八監督は、「桐島、部活やめるってよ」(2013年)で、第36回日本アカデミー賞の最優秀作品賞と最優秀監督賞を受賞。
「紙の月」(2014年)でも、第38回日本アカデミー賞を受賞しています。
吉田大八監督は、「人間は誰しも負けるもので、今負けているか勝ちながら負けを予感しているかのどちらかだ。しかし、それがわかっていても何故か人は戦ってしまう。
私は、どうしようもなく面倒で熱苦しい人たちの映画を撮りたい!」と思い映画「騙し絵の牙」のメガフォンを取りました。
ズバリ!この映画のテーマは、「負けて勝つ!」ですね。
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映画「騙し絵の牙」あらすじ
3月26日に公開の映画「騙し絵の牙」は大泉洋さんをモデルに書かれた塩田武士原作の名作です!
「罪の声」に続きヒット確実ですね!#映画好きと繋がりたい pic.twitter.com/0MSAOqDs96— ハニワ (@haniwa241) January 8, 2021
大手出版社の薫風社。最近の出版不況、さらに創業社長がいきなり亡くなったことから起きる社長の座を巡る権力闘争が勃発!東松専務は、元社長がいなくなったことから大改革を行います。
不採算部門の整理縮小を目指し、売れない雑誌は廃刊の瀬戸際に立たされます。
雑誌「トリニティ」編集長の速水にも東松専務より「このまま売れ行きが芳しくないなら、あと1年で廃刊する」と宣告されました。
速水は、トリニティの編集者たちとイケメン作家、大御所作家、人気モデルたちなどを口説き落とし話題の誌面造りでライバルを蹴落とそうとするが、成果は振るわず薫風社を退職します。
半年後、速水は「株式会社トリニティ」を設立し生き残りをかけた大逆転が始まるのです。
予告編はこちら。
©2021「騙し絵の牙」製作委員会
映画「騙し絵の牙」キャスト
映画「騙し絵の牙」は大泉洋さん演じる速水がいかに視聴者を騙してくれるかが見ものの作品!
キャストも超豪華!#騙し絵の牙 #映画好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/AB5N7H51Uz— ハニワ (@haniwa241) January 8, 2021
薫風社のカルチャー誌「トリニティ」の編集長 速水輝也 – 大泉洋
薫風社の文芸誌「小説薫風」の新人編集者 高田恵 - 松岡茉優
薫風社の専務で次期社長 東松 – 佐藤浩市
改革派の東松と手を組む大手外資ファンドの代表 郡司一 – 斎藤工
「トリニティ」の新人デビュー作家 矢代聖 – 宮沢氷魚
「トリニティ」の人気ファッションモデル 城島咲 – 池田エライザ
薫風社の文芸誌「小説薫風」編集長 江波百合子 – 木村佳乃
江波百合子に忠実な部下「小説薫風」編集者 三村洋一 – 和田聰宏(わだ そうこう)
速水を疎ましく思う「トリニティ」副編集長 柴崎真一 – 坪倉由幸(我が家)
小さな書店の店主 ヒロインの高野恵の父 高野民 – 塚本晋也
高野が接触する謎の男 -リリー・フランキー
久谷は速水の良き相談相手 人気文芸評論家 久谷ありさ – 小林聡美
速水の前に立ちふさがる文学界の大御所作家 二階堂大作 – 國村隼
映画「騙し絵の牙」見どころと結末(ラスト)のネタバレ
飄々とした大泉さんの演技が「騙す」という裏の顔とのギャップを表現していて素晴らしい!#騙し絵の牙#大泉洋 pic.twitter.com/ZMdvjy6JdS
— ハニワ (@haniwa241) January 8, 2021
見どころは、登場人物たちの騙し合いでしょう。
紙からデジタルへ進化が激しい出版業界の様子が、よく描かれています。
毎月の販売日を首を長くして待っていた雑誌が、廃刊になってしまうのは最近ではよくあることです。
雑誌は紙でもデジタルでも読む私ですが、出来れば紙の雑誌で読みたい派なので、速水のような編集者には頑張ってもらいたい限りです。
原作小説と映画とでは、登場人物などかなり違いがあるようなので、それぞれの違いを楽しむのもよいでしょうね。
そして、ネタバレになりますが原作では速水は雑誌を守る事ができず、そして雑誌「トリニティ」の廃刊と同じくして速水は薫風社を退職。
しかし、ここからが結末への面白いところで、速水は株式会社「トリニティ」を自分の人脈で作り上げ一躍時の人となるほど成功します。
薫風社にとってはまさに強大なライバルとなるんです。
ここから最後まではお楽しみです。
原作はAmazonや楽天ブックスで文庫版で購入出来るので是非、ご覧ください。
大泉洋さんのジャケットがカッコいいです。
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大泉さんが紹介する「騙し絵の牙」のスペシャル映像も公開中です。