2021年7月23日(金)~8月8日(日)に開催される東京五輪で女子重量挙げ、ニュージーランド代表としてローレル・ハバード選手(Laurel Hubbard)が出場することが決定しました。
I wonder who is going to win the Olympic gold for the ‘women’s’ weightlifting 👀 absolute joke 😂 #LaurelHubbard pic.twitter.com/7QwU6yS9J8
— Ash (@AshElward88) June 21, 2021
ローレル・ハバード選手は、元男性でしたが性転換手術を受けたことで、現在は公私ともに女性として生活しています。
そんな彼女に、一部で批判的な論争が巻き起こっています。
それには、どんな理由があるのでしょうか。
プロフィール情報などとあわせて、解説していきます。
この記事では、
- ローレル・ハバード選手の海外の反応は?
- ローレル・ハバード選手の身長・体重などプロフィールを調査!
- ローレル・ハバード選手の経歴を調査!
について解説します。
ローレル・ハバード選手の海外の反応は?
トランスジェンダーの選手の活躍を応援する声がある一方、体格差などからライバル女子選手の中からは、すごい不満の声も出てしまっているのが実情です。
たしかに、重量挙げという種目は、どれほどまでに肉体が鍛え上げられているのかが、勝敗の要となっています。
30年近く、男性選手としてトレーニングを受けてきたローレル・ハバード選手は、他の女性選手を圧倒する筋力を持っています。
1998年には、男子105キロ超級部門でジュニア記録を樹立しています。
男子選手のなかでも好成績を残しているローレル・ハバード選手が、女子選手に混じって競技を行うことになるのですから、競技結果の順位に大きく差をつけることになってしまうこと必至です。
今まで、男性として活躍してきた選手が能力がそのままで、いきなり女性選手として活動を切り替えたのですから、不公平に感じるアスリートが出てくるのも仕方ないでしょう。
今回のケースのように、男性選手が女性に性転換することで競技の公平性が失われるとの指摘もあります。
彼女のようなトランスジェンダーがニュージーランドの五輪代表となったことで、今後のオリンピック開催のあり方も変わってくると予想できます。
今回の結果で、次のオリンピックがどうなっていくのか目が離せません。
出典:https://jp.mobile.reuters.com/article/amp/idJPKCN2DX07J
ローレルハバード選手の身長・体重などプロフィールを調査!
ローレルハバードのプロフィールは以下の通りです。
生年月日 | 1978年2月9日 年齢:46歳 (2024年12月26日現在) |
身長 | 185㎝ |
体重 | 130㎏ |
獲得メダル | 銀メダル1個(2017年ウエイトリフティング世界選手権)
金メダル1個(2019年パシフィックゲームズ) |
出典:Athletes – International Weightlifting FederationInternational Weightlifting Federation (iwf.net)
元男性であったということもあり、ローレル・ハバードはかなり大柄な体格をしています。
男性だった頃の画像を見つけました。
The public feel ‘betrayed’ by the Olympic committee’s decision to allow Laurel Hubbard to compete in the women’s weightlifting division, with 21,000 signing a petition calling for the rules to be overhauled moving forward.#LaurelHubbard #TokyoOlympicshttps://t.co/CsKfmGJ0dA
— Mr Alex Bloodfire, Esq 💙 WritingCommunity (@alexbloodfire) July 5, 2021
元男性の重量挙げ選手として100キロ超級で好成績を残してきた人物が、
女性になったことで87キロ超級の大会に臨むのは容易なように思えます。
おそらく、ローレル・ハバードに関しては、メダルの獲得へのハードルも下がったのではないかと思われます。
Why the way we #talk about #Olympian #LaurelHubbard the #Trans #weightlifter from #NewZealand has real #consequences for all #transgender #people.#Women #Transgender #LGBTQIA #Sports #Hate #Bigotry #Discrimination #Transphobia #MoralPanic #HateSpeech https://t.co/AKLttKR7Qd
— Susan Larson ♀️🏳️🌈🏳️⚧️ (@Susan_Larson_TN) June 30, 2021
今まで、トランスジェンダーのプロスポーツ選手は類を見ない存在でした。
それが、2021年の東京五輪では、ローレル・ハバードがオリンピック史上初のトランスジェンダー選手第1号として出場することになりました。
抗議や論争が巻き起こるのも仕方ないかも知れませんね。
女子重量挙げの競技結果が気になりますね。
ぜひ注目していきたいと思います。
ローレル・ハバード選手の経歴を調査!
ローレル・ハバードは、元オークランド市長であるディック・ハバード氏の子供として出生しています。
出生したときの名はギャビン・ハバードです。
父親であるディック・ハバードはハバード食品(Hubbard Foods Ltd )の創業者であり、その子供であるローレル・ハバードは裕福な家庭に育ったということです。
ローレル・ハバードは、男性として生まれましたが、本人の心は女性であり、
そのギャップに悩んでいたとのことです。
ローレル・ハバードは、34歳のときに性転換手術を決意し、肉体的にも正式に女性となりました。
こうした手術には、リスクがつきものですし、いくつかの条件を満たさなければなりません。
こうした点を考えると、性転換は健康の為にやむを得ないことだったのだと思えます。
このニュースについて、様々な論争があるようですが、性転換自体は決して悪いことではないので、その点を非難するのは違うかもしれません。
ローレル・ハバード選手のプロフィールまとめ
かつては、マイノリティなイメージを持たれてしまっていたLGBTの方々ですが、
人々の人権意識の向上や、個性を尊重する風向きによって比較的に、LGBTの環境は良くなってきている印象です。
しかし、やはり男女の区別がどうしても必要な場面は存在します。
こういった場面においても、個人の内心部分を無制限に認めてしまうと、多数の人に弊害が引き起こされてしまう危険性があります。
今回のケースも、今まで男子選手として活動を続けていた選手が、
女子選手の枠組みに割り込んできたような格好になってしまっています。
ライバルとなる女子選手たちが、メダルを勝ち取る可能性が明らかに下がってしまい、
権利が損なわれている印象を持つ人もいます。
こうしたセンシティブな問題については、どちらか一方だけが、損をしてしまわないように
公平で慎重な判断が必要なのだと思います。
女子重量挙げの競技結果が気になりますね。
ぜひ注目していきたいと思います。