朝早くに出勤しないといけない仕事に就いている人なんかは、毎朝寝坊しないか心配だったりしないでしょうか。
そんな仕事の1つが駅員さんです。
JR東日本・西日本はそんな始発担当の駅員さんのために、起床装置というものを導入しました。
しかし起床装置を使っているのにもかかわらず、JR九州の駅員さんが寝坊してしまい、乗客が始発電車に乗り遅れてしまうということがありました。
↓駅員さんが寝坊して始発電車に乗客が乗れなかったニュース記事
https://mainichi.jp/articles/20200608/k00/00m/040/066000c
駅員さんが寝坊してしまうと、朝の忙しい時間帯に交通機関がストップしてしまうので、責任重大です。
今回はその起床装置の値段や、仕組み、一般の人でも購入できるのか紹介していきます。
起床装置の仕組み
起床装置とは、設定した起床時間に上半身を押し上げて起こしてくれる仕組みになっています。
起床装置は、送風装置、送風のためのホース、膨らんで体を持ち上げる部分と時刻設定タイマーの4つからなります。
全てをベッドや布団の脇におこうとなると、かなりのスペースが必要かもしれません。
起床装置は音がなったりすることはありません。
起床装置を敷布団の下の背中が当たる位置に敷き、敷布団の上に人が寝ます。
そして、設定していた時刻になると装置内に空気が送られ、上半身を押し上げてくれることによって目を覚まさせる仕組みになっています。
押し上げられた上半身は弓なりになるので、とても寝ていられないような体勢になります。
しかし、膨らんでから3分間停止ボタンを押されない場合は安全装置が働き、自動的に萎んでしまいます。
↓実際に「起床装置」を試している動画
スヌーズ機能はないため3分経ってしまったり、停止ボタンを押してからまた寝てしまったりすると、装置が再度作動してくれることはありません。
割と大きな装置になりますが、市販のアラームで起きられない人にとっては有効なめざましグッズなのではないでしょうか。
起床装置の値段と購入方法
起床装置の正式名称は「定刻起床装置 やすらぎ」です。
装置の値段は税込で105,000円となっています。
こちらはJR東日本が運営する通販サイト、「JRE MALL」での販売価格です。
元は、駅員の宿泊施設や消防署のような所へ業務用としてのみ販売されていたようですが、現在は個人用にも販売されているようです。
しかし、残念ながら6月12日現在は次回入荷未定の状態で売り切れとなっています。
楽天などでも似たような商品が販売されています。
「やすらぎ」が装置に合わせてホースなどもついて仰々しいのに比べて、楽天で販売されている「ワイヤレス起き上がりくん」は卓上型通信機と膨らむ部分のみのシンプルなセットになっています。
個人宅で使うのなら、場所を取らないこちらの商品の方がいいかもしれませんね。
しかし、お値段は「やすらぎ」より少し高い105,920円となっています。
また、有名フリマアプリでも購入することが可能です。
中古品にはなりますが、定価の30%オフ程度の値段で購入可能です。
試してみたいけど、10万円も出せないという方は、フリマアプリを覗いて見てはいかがでしょうか。
起床装置の仕組み、値段と購入方法のまとめ
通常の目覚ましでなかなか起きられないという方にはオススメの、起床装置。
物理的に体が押し上げられるので、否が応でも起きなければいけない状況にさせてくれます。
あくまで起きるのを手助けする装置になるので万能ではありませんが、アラームよりも数倍強力なのは間違いないでしょう。
高額ですが個人でも購入が可能な商品なので、一度興味のある方は試してみてはいかがでしょうか。