まもなく2020年7月から東京オリンピックが開催されます。
今回は、一般的にあまり知られていないマイナースポーツの1つ、セーリングについて書いていきます。

この記事では、

  1. 東京オリンピック・セーリングにはどういう種目がある?
  2. 東京オリンピック・セーリングの競技の規則とは?
  3. 東京オリンピック・セーリングの上位チームの選考基準は?
  4. 東京オリンピック・セーリングの勝ち負けの決め方は?

について書いています。

 



東京オリンピック・セーリングにはどういう種目がある?

<a href="https://pixabay.com/ja/users/PublicDomainPictures-14/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=84588">PublicDomainPictures</a>による<a href="https://pixabay.com/ja/?utm_source=link-attribution&utm_medium=referral&utm_campaign=image&utm_content=84588">Pixabay</a>からの画像

セーリングとは、「ヨットの競争」のことです。海の上を早いスピードで走り、他艇と競います。

セーリングの種目は、全部で10種目です。
大まかに分けると、以下の2種類になります。

  • ヨットと
  • ウィンドサーフィン

ウィンドサーフィンは1種目ですが、ヨットは特に種目が多く、それぞれの種目によって艇体や操艇も変わってきます。
男女別の種目は下記の通りです。

男子

  • 男子シングルハンド レーザー級
  • 男子シングルハンド(ヘビー)フィン級
  • 男子ダブルハンド 470級
  • 男子スキフ 49er級
  • 男子ウィンドサーフィン RS:X級

女子

  • 女子シングルハンド レーザーラジアル級
  • 女子ダブルハンド 470級
  • 女子スキフ 49er級 FX級
  • 女子ウィンドサーフィン RS:X級

これに加えて、男女混合マルチハル Nacra17級になります。

マルチハルとは
2016年のリオオリンピックから採用された、男女混合で乗り込む2人乗りの艇種です。
「マルチハル」と呼ばれ、2つの長細い船体をトランポリンの様なネットで繋げているのが特徴です。
船が細く大きい帆を持つため、船のスピードが速く、非常にエキサイティングなレースが展開されています。

 

1つ1つ見ていきましょう。

男子シングルハンド レーザー級

  • 1人乗り
  • 全長:4.23m
  • セール面積:7.06㎡
  • 世界で広く普及している1人乗り用セーリング艇。

男子シングルハンド(ヘビー)フィン級

  • 1人乗り
  • 全長:4.5m
  • セール面積:10.2㎡
  • レーザー級のヘビー級版で、オリンピックでは最も古い艇種

男子ダブルハンド 470級

  • 2人乗り
  • 全長:4.7m
  • セール面積:13.4㎡
  • 艇の全長が470cmあることから、470と名付けられた。
  • 過去に2度オリンピックでメダルを獲得している種目。

男子スキフ 49er級

  • 2人乗り
  • 全長:4.995m
  • セール面積:21.2㎡
  • 追い風では、より大きな追い風用セールを上げて帆走する高速パフォーマンス艇。

49er級は、読み方が「フォーティナイナー級」なんですね。

女子シングルハンド レーザーラジアル級

  • 1人乗り
  • 全長:4.23m
  • セール面積:5.76㎡
  • 男子のレーザー級よりセールが少し小さく、ユースや女性に普及している艇

女子ダブルハンド 470級

  • 2人乗り
  • 全長:4.7m
  • セール面積:13.4㎡
  • 艇の全長が470cmあることから、470と名付けられた。
  • 過去に2度オリンピックでメダルを獲得している種目。

女子スキフ 49er級 FX級

  • 2人乗り
  • 全長:4.995m
  • セール面積:19.6㎡
  • 49er級の船体に、セールを少し小さくした、 女子版高速パフォーマンス艇。

Nacra17級

  • 2人乗り
  • 男女混合
  • 全長:5.25m
  • セール面積:18.45㎡
  • 高速で帆走するカタマラン(双胴艇)で、オリンピックでは男女混合2名で操船。

男子/女子ウィンドサーフィン RS:X級

  • 1人乗り
  • 男子/女子
  • 全長:2.86m
  • セール面積:9.5㎡《男子》
  • セール面積:8.5㎡《女子》
  • 北京オリンピックからウィンドサーフィン部門の種目として、採用された艇。男子用と比べて、女子用はセール面積が少し小さい。

 

※小柄な体型の日本人に適している470級は、日本人にとってメダルが取りやすい級です。
ぜひ470級に注目してくださいね。



東京オリンピック・セーリング競技の規則とは?

東京オリンピック・セーリング競技ルールを、簡単に紹介します。

競技ルールはとても長いので、セーリングのことをよく知らない方でも、最低限、知っておくべき競技のルールを、簡潔に説明します。

《 競技規則 》
レース中の衝突・針路妨害などで不利を被った場合、
レース後に抗議書を提出して、
ルールに基づき、複数の 審判団(ジュリー)が面接審議を行い、
判決が下されます。
例えば、

  • 明らかに他艇の進行を妨害した
  • わざと他艇を遅らせる戦術を取った
  • スポーツとは関係のない理由で、他艇の成績を悪くしようとした

など、スポーツマンらしくない行動を取ったら、上記の規則違反に当てはまるということになります。

 

次は、試合中に使われる旗について簡単に紹介します。

D旗:この旗が上がるまで選手は海上に出ていけません。

 

オレンジ旗:そろそろレースが始めると伝えるための旗です。

 

予告信号(470旗):クラス旗といい、該当するクラススタートの5分前を知らせる旗です。

 

ゼネリコ:判別不能の時にスタートやり直しになる旗です。

 

U旗:スタート1分前以降スタートまでに、スタートラインを切ってしまうと失格になります。

 

I 旗:この旗が上がると、遠回りをして余計にスタートラインに戻らないといけないので、スタートを慎重に切らなければいけません。

 

黒色旗:早すぎるスタートをすると失格になります。失格の旗なので、再スタートするレースには出られません。

 

AP旗(回答旗):風がない場合などスタートを延期する時に掲揚されます。

 

N旗:レースが中止された時、かかげられます。

 

旗については、⇒簡単 各信号旗の解説を参考にしました。
このページでは、ヨットレースで使われる各信号旗の意味を簡単に説明しています。



東京オリンピック・セーリング競技の上位チームの選考基準は?

ここからは質問形式で書いていきます。

参考サイト:北海道大学ヨット部の公式HP 

Q. 日本はセーリングがあまり強くないイメージがあります。
自国開催だから、オリンピックに出場できるんですか?

A. 五輪出場に相当する実力がなければ、
試合に出ることはできないと日本セーリング連盟は言っています。
なので出場選手は、海外の選手と互角に戦えるくらいの実力がある選手ばかりです。

Q. オリンピックの選考基準は?

 

A. オリンピック選考基準のポイントです

  1. 日本セーリング連盟の規定する内容を満たした選手が、五輪日本代表選手に推薦されます。
  2. 2019年の各種目の世界選手権で、表彰台に上がった最上位の日本選手および組は代表に内定されます。全種目ともに19年からの指定レースで、成績によるポイント制を導入しています。加算ポイント最上位の選手および組が代表となります。《 簡単にまとめると・・ 》各種目における、今までの選考指定大会の総合成績を、規程に定める方法に基づき「選考得点」「ボーナス得点」に換算して、それら合計得点が高い選手(チーム)を上位として選考していきます。


東京オリンピック・セーリング競技の勝ち負けの決め方は?

Q. セーリングの勝ち負けの決め方を教えてください。

A. セーリングの勝ち負けを決める方法は、他のスポーツと比べたら少し変わっています。
例えば、サッカーの試合ですと、ゴールを決めると1点入ります。
なので、点数が多い方が勝ちとなります。(加点方式)
一方、セーリングは、順位が点数になります。
1番早いヨットが1位、2番目に早いヨットが2位となります。
Q. なるほど。マラソンと同じで、1位独走だと、1位になるのですか?

A. 基本的には、1位独走だと1位という認識でOKです。
しかし、1位だと思っても、試合中に反則をしたり、ペナルティがあれば、
順位は変動しますので、最後までどうなるかはわかりません。
なので、絶対とは言い切れません。


ものすごく体力を使うスポーツだというのは、理解できます・・・




まとめ

記事のまとめです。

セーリングの種目は全部で10種目。

470級は、日本代表がメダルを取りやすい級なので、特に注目しましょう。

レース中、わざと相手に衝突したり妨害などで不利を被った場合、点数がマイナスになったり、場合によってはルール違反になります。

オリンピック選考基準

各種目における、今までの選考指定大会の総合成績を、規程に定める方法に基づき「選考得点」「ボーナス得点」に換算して、それら合計得点が高い選手(またはチーム)を上位として選考していきます。

セーリングの勝ち負けの決め方は、単純に、1番早いヨットが1位というように、早さで順位が決まります。

ルールが良くわからなくても、このくらい知っておけば、セーリングの試合を楽しめるでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。