大阪府の吉村知事は、感染症の拡大で緊急事態宣言が2020年5月31日(日)まで延長が決定した事により、5月5日(火)に大阪府独自の指針「大阪モデル」を発表しました。
「大阪モデル」とはどういうものなのでしょうか?
この記事では、
- 大阪モデルはどんな内容?
- 大阪モデルの戦略は?
- 大阪モデルの基準や評価は?
- 大阪モデルのtwitterを集めてみた!
について調べています。
大阪モデルはどんな内容?
「大阪モデル」とは
- 医療崩壊を防ぐため
- 緊急事態宣言の規制を早期に緩和させるため
を目指す大阪府独自の基準のことです。
感染症の次の波が来ることも想定されており、それに備えるための戦略になっています。
見える化した3本柱の数値を基準に、5月15日以降の自粛の緩和を目指します。
大阪府下の警戒状況は、大阪城や太陽の塔、通天閣に協力を求め、以下のようにライトアップで見える化するとしています。
- ●緑⇒⇒⇒大丈夫
- ●黃⇒⇒⇒警戒
- ●赤⇒⇒⇒注意
基本的に、数値は公式サイトで発表されますが、大阪城や太陽の塔、通天閣でもライトアップで見える化されます。
大阪府ホームページ:http://www.pref.osaka.lg.jp/default.html
「大阪モデル」を話し合った基準①3つの基準を7日間連続で満たせば、休業要請などを15日から段階的に解除する#通天閣や太陽の塔でライトの色で危険度を知らせる pic.twitter.com/tSPuyyO44C
— rururu (@tsuki_3rururu) May 7, 2020
政府により緊急事態措置の延長が決定したため、5月31日までは当面自粛をしますが、吉村知事は「5月14日の国の判断も参考にしながら、15日に府としてどう判断するかを発表したい」と言っています。
大阪府では独自の警戒基準(大阪モデル)をベースに段階的な解除が可能か判断するとしています。
今日の大阪モデルの数値です。これまでの分と合わせて、今後、毎日、フルオープンにしていきます。既に公表してますとおり5月15日が判断基準日なので、8日から14日までは暫定で黄色信号を灯します。 https://t.co/GX8DP4HdKj
— 吉村洋文(大阪府知事) (@hiroyoshimura) May 7, 2020
大阪モデルの詳細な内容です。
【吉村知事 大阪モデル詳細説明】
大阪の自粛生活の出口戦略
吉村洋文知事が説明@hiroyoshimura「8日以降
病床の使用率、陽性率
感染経路不明率
を判断指標として使用」「HP上に信号の色3つ作る
しばらく暫定数字なので黄色」
「5月15日に判断し現実に実施」#報ステ— 報道ステーション (@hst_tvasahi) May 7, 2020
大阪モデルの戦略は?
「ステイホーム」などの出口戦略ばかり話題になっていますが、感染の第二、第三の波が来ることも想定する必要があり、それに備えた、出口戦略と入口戦略も練られています。
出口戦略とは、損失を最小限に抑えるための作戦のことです。
入口戦略とは、経済的な局面において、成果を増大させる戦略です。
吉村知事は、大阪モデルのモニタリング指標として、4つの警戒基準をあげています。
「感染状況を4つの信号に分ける。警戒信号が7日間点灯しなかったら自粛を解除する」と発表しています。
- 新たに発見された感染経路(リンク)不明陽性者の増加比(前週比1未満の0.68)
- 新規陽性者におけるリンク不明数(10人未満の7.29人)
- 新規PCR検査での陽性率(7%未満の4.5%)
- 重症の患者を受け入れる病床使用率(60%未満の33%)
※5月4日時点で、すべて基準値以下になっています。
この4つを「警戒信号」とし、陽性者の発生を抑えて4つの信号すべてが7日間消えれば自粛は段階的に解除する方針です。しかし、解除した後も1~3までの信号が全点灯した場合には、また自粛や休業が要請されることになります。
大阪府の専門家会議の座長である朝野和典教授(大阪大学)も、「府民に対し早期に自粛を促せるだけでなく、行政に対しても行動を起こすための指標になり、よく練られた指標」と言っています。
大阪モデルの基準や評価は?
大阪モデルの基準は以下の3つが7日連続で下回ると、外出自粛と休業要請を段階的に解除する方針です。
- 感染経路不明の新規感染者が10人未満
- 陽性率7%未満
- 重症病床の使用率60%未満の3点。
大阪モデルの基準は、感染経路がわからない患者数や、検査で陽性者だ出る割合、重症患者の受け入れ病床の使用率などを指標としています。
この指標を基準に、5月15日に外出の自粛や休業要請や休校などの措置について、段階的な解除を判断していきます。
これが出口戦略です。
基準が明確で、わかりやすいですね。
わかりやすさを評価するtwitterが目立っていますが、「国会議員は表舞台に出て、ちゃんと行動しろ」など政府への辛口意見も投稿されています。
大阪モデルのtwitterを集めてみた!
リアルな状況から算出された数字だと信じるしかないでしょうね。
そもそも、この数字はその日のリアルな状況なのか?
市民→相談→検査→結果
結果が出るまでの日数は?
仮に7~10日としたら、これから出てくる数字はGW中に相談した市民となるんじゃないの。#大阪モデル pic.twitter.com/i7g3gt9OlG— HAMASHOW50 (@hamashow50) May 7, 2020
大阪府は検査人数が不明でよくわからないとの声もあります。
今のところ、東京都・大阪府・愛知県で、陽性者数に対する検査数・検査人数は愛知県が最も多いですね。累計ですが。 #大阪モデル の大阪府は検査人数が不明で良く解りませんが🤔https://t.co/KZggwyysOW
— rin_earth (@rin_earth) May 7, 2020
緑のライトがつくように頑張ろう!
大阪府は、今日5/8から1週間連続で、検査における陽性率が7%未満、経路不明患者数が10人未満、入院患者の重症病床使用率が60%を下回れば自粛等が段階的に解除されます。基準を再度上回れば自粛となります。グリーンシグナルに向けて頑張ろう、大阪!
(๑•̀ㅂ•́)و✧#大阪モデル pic.twitter.com/svV3FCChSM— K.Shigematsu (@shigemac) May 7, 2020
感染者が1週間ゼロというのは、自粛や休業の効果の現れだと思います。
「感染者一週間ゼロ」
という基準が、浅くて何の説得力も無いらしい。稚拙だって。もう既にクリアしている条件を一週間続ければ規制を緩めるという「大阪モデル」の方が上らしいえみちゃん。
吉村アゲで善悪の判断すらできなくなってるみたい。盲信・狂信って怖いね。 https://t.co/zoqVSTM3pl
— なんじゃそれ? (@nanjahsore) May 7, 2020
達成し続けると出口に向かっていくと思います。
「7日連続で」って言う条件は未達成ですよ… / 田崎史郎氏、大阪モデルの数値に「すでに達成していることを目標として掲げてる」 (スポーツ報知) #NewsPicks https://t.co/a3DNown1W9
— KJ (@KJ_Umemura) May 7, 2020
がんばろう大阪!1日も早く日常をとり戻そう!
6日連続オールクリア!*\(^o^)/*
なお今日から正式運用開始( ̄▽ ̄;)
がんばろう大阪(۶•̀ᴗ•́)۶#大阪府#大阪モデル#すまたん#コロナに負けるな pic.twitter.com/nKAyAQuSar— れんさい@LiSAッ子 (@LeNSA_i_ASNeL) May 7, 2020
とにかくトライ&エラー(エラーは出てほしくないけど)やって軌道修正していくことですね。
「大阪モデル」は大阪府の行政の本質がよくあらわれているのでしょう。
行政が守るべき人々の命と暮らしには大阪府はもう金を出さないのです。寄付を募るが金を出さないのです。
緊急事態に備えて長年ためてきた財政調整費も使わないし、起債もしない。
でも都構想やIR、万博に使う金はあるらしい(>_<) https://t.co/vQWyZTHll4— ふふぽぽ (@fufu99ri1) May 7, 2020
嘉門達夫も応援しています。
ゆけ!ゆけ!吉村府知事!!
吉村府知事が 大阪モデルを発表した
出口戦略 明確にしようとさすがのスピード感
西村大臣の 軽いクレームにも
府民の事を 第一に考え 素早く謝った高校時代はラグビー部
弁護士、税理士の資格を持っている
ゆけ!ゆけ!吉村洋文!!
どんとゆけ!! pic.twitter.com/Uuc2UGZvxO— 嘉門タツオ (@kamontatsuo) May 7, 2020
末端まで行政の補償は必要です(T_T)
コロナ患者の輸送時にタクシーを検討と大阪府から要請があったが、乗務員が感染しても行政は補償はしないと言われ、感染しない様どう対策したらいいか聞くと自分で考えてくれと言われたそうだ。絶対達成出来る数値を出してパフォーマンスはするが、末端の感染リスクは無視するのが #大阪モデル か? https://t.co/tQ6IsUXuXd pic.twitter.com/nkzBUi5GTW
— 海乱鬼 (@nipponkairagi) May 7, 2020
まとめ
以上、
- 大阪モデルはどんな内容?
- 大阪モデルの戦略は?
- 大阪モデルの基準や評価は?
- 大阪モデルのtwitterを集めてみた!
についてみてきました。
吉村知事は、「大事なのはわかりやすく数字で示すということで、数値で出口戦略と入口戦略も示すということです。
数字で示された入口・出口を客観的な指標で判断する『大阪モデル』として、初めての試みにトライをしてみたいと思います」と話しています。
大阪モデルが功を奏することを願っています。