2020年1月13日、マレーシアで事故に巻き込まれたバドミントンの桃田賢斗(ももた けんと)選手。

マレーシアの事故から2ヶ月半ほど経過しました(2020年3月26日現在)。
現在の桃田選手の様子はどうなのでしょうか?

この記事では、

  1. 桃田賢斗選手の怪我の経過は?
  2. 桃田賢斗選手のマレーシア事故の原因は?
  3. 桃田賢斗選手の現在の様子は?

について調べたことを紹介します。

 

 

桃田選手が事故の後、実家で過ごした様子や今の心境を語ります。

「情熱大陸」に出演します。3月29日(日)よる11時放送予定です。





桃田賢斗選手の怪我の経過は?

①桃田選手は2020年1月13日にマレーシアで交通事故にあって、2日後の1月15日には急遽日本に帰国しましたね。

大変ショッキングな事故で、ニュースで大きな話題になりました。

②桃田選手は2020年1月15日に帰国後、国内で精密検査を受けて、重症ではなく「身体面に異常なし」と診断されました。

そのため早期に試合復帰をするものだと当初は本人も周囲の人も考えていました。

③ところが、桃田選手は練習に復帰してすぐに、右目に違和感を覚えます。診断の結果は右目の「眼窩底(がんかてい)骨折」でした。

眼窩底(がんかてい)骨折とは、眼球が位置する「眼窩(がんか)」と呼ばれる空間の床に当たる「眼窩底(がんかてい)」が骨折した状態を指します。

(中略)複視(物が二重に見える)、眼球陥没(眼の落ち窪み)や頬~上口唇のシビレなどが生じます。

眼窩底骨折

出典:チーム脳外科 脳神経外科医のブログ

右眼眼窩底骨折の重傷を負っていることが判明し、2月8日に手術を受けています。

全治3カ月との診断結果で、しばらくは実家に戻って安静に過ごすということです。



桃田賢斗選手のマレーシア事故の原因は?

事故原因の要因として、遠征時の安全管理と危機管理意識の不足が考えられています。

安全性の低い安価なワゴン車で移動したからです。

ぜいたくは排除すべきですが、安全面や健康面にはそれなりのお金をかける意識も必要だったかもしれません。

桃田選手が、自分の5年前の問題(賭博問題)からの反省で、車で移動をする際、倹約をして、安価な交通手段を選んだために起きてしまったのが原因ではないかともいわれています。(引用元:DIAMOND online

事故は、運転手の居眠り運転によってではなく、スピードの出し過ぎが原因ともいわれています。

事故を調べているスルダン警察署のイスマディ署長は「居眠りをしていたのであればジグザグ運転になるはずだが、その痕跡はない。おそらくスピード超過が原因ではないか」と述べた。
引用元:サンスポ

事故は1月13日午前5時ごろ発生しています。

桃田選手や他3人の同乗者を乗せたワゴン車が、クアラルンプール近郊の空港に向かう高速道路で、タンクローリーに正面から追突、ワゴン車の前方が潰れ、運転手が亡くなっています。

■2列目に乗っていた

  • 桃田選手
  • トレーナーの森本哲史氏

■3列目に乗っていた

  • コーチ
  • 技術スタッフ

の計4人はいずれも骨折や裂傷、打撲を負うなどして病院に運ばれています。

 

東京五輪で金メダル獲得が期待されるバドミントン男子で世界ランキング1位の桃田賢斗(25=NTT東日本)が13日朝に、マレーシアのクアラルンプールの高速道路で交通事故に遭ったと、同国の複数メディアが報じた。運転手は死亡したと伝えているメディアもある。

桃田は12日にマレーシア・マスターズで優勝。一夜明け、移動のため空港に向かう際に乗車したバンが事故に遭ったようだ。

同国のBFM Newsは「世界ランキング1位の桃田は病院に運ばれた。軽傷を負ったが、安定した状態にある」と伝えている




桃田賢斗選手の現在の様子は?

結論から言うと、3月24日に「オリンピックの開催は1年程度の延期が決定」したので、2021年夏頃開催予定のオリンピックには十分怪我が回復していると思われます。

桃田選手の怪我の症状は、鼻の骨折と唇付近を縫う怪我、右目の眼窩底(がんかてい)骨折と診断されていました(2月8日時点)。

現在は練習を再開し、実戦復帰を見据えて練習を続けているとのことです。

桃田選手は、オリンピック出場は確実なので(2019年12月時点)、焦らず回復に専念しつつ、試合への復帰が可能になるとプラスに考えられますね。

 バドミントンの男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗NTT東日本)が25日、東京五輪が最大1年延期となることを受け、所属を通じてコメントを発表した。(中略)僕自身は、一日一日を大切に過ごし、より一層練習に励んでいきたいと思います」とした。

 桃田は今年1月にマレーシア遠征中の交通事故で右眼窩底骨折現在は練習を再開し、実戦復帰を見据えて練習を続けている。桃田自身は現行の選考ルールでは、昨年12月の時点で五輪出場が確実となっている。

引用元:YAHOO! JAPANニュース

3月6日(金)桃田選手が事故後、初めての記者会見を行なっています。

会見で語られた桃田選手のコメントを一部紹介します。

――(中略)、練習は2カ月のブランクがあるが、その点についてどう捉えているか

桃田 (中略)、眼球を動かしたときに物が二重に見えました。術後は、リハビリ、トレーニングもしているので、少しずつよくなっているのかなと思います。これだけ長い間バドミントンから離れたことはなかったので、羽根を打つのが楽しいですし、充実した練習ができればと思います。

(中略)

――長い期間の静養だったと思いますが、家族とは、どういう会話をされたのか

桃田 手術して、退院してからは3週間ぐらい実家にいて、絶対安静の生活を送っていました。(静養中は)いつも通り、安心した生活を送ることができたのは家族のおかげだと思います。(中略)

――東京五輪前に、競技に戻れるのか、という不安はあったか

桃田 それは感じました。(手術が)どれくらい時間がかかって、本当に成功するかもわからないし、手術をするか、保存治療なのか、という選択も、すごく自分自身迷いました。(中略)

――今後のことについて、日本協会の方は「(復帰の目安は5月の)トマス杯ぐらい」と話していました。現状で、桃田選手の中でプレーできそうな感覚があるか

桃田 (中略)、いままで以上に強くなって戻るためにも、いまは焦らず、じっくり頑張っていきたいと思います。

引用元:バドxスピ



まとめ

今回の記事では、桃田賢斗選手の

      1. 怪我の経過は?
      2. マレーシア事故の原因は
      3. 現在の様子は?

について見てきました。

もしかすると、東京五輪が正式に1年延期になったことで、桃田選手はホッとしているのではないでしょうか?

複雑な心境ではありますね。

来年の夏には、さらに一層強くなった桃田選手の活躍に期待しましょう!!