こんにちは。

柔道経験者のはっしーと申します。
実は柔道二段を持っています。

とは言うものの、最近道場に顔を出していないので、かなり鈍っていると思います^^;

最近気になるのは、やはり東京オリンピックの柔道競技です。

東京五輪を来年に控え、選手達も代表入りを目指し調整をしていることでしょう。
日本のお家芸、柔道も選手層が厚く代表入りするにも一苦労といったところでしょう。

男子柔道100㎏超級は前回のリオデジャネイロオリンピックで原沢久喜選手が銀メダルでしたが、過去に遡ると、ロンドンではメダル無し、北京では石井慧選手が金、アテネでは鈴木桂治選手が金、シドニーでは篠原信一選手が銀と代表の入れ替わりが激しいクラスです。

今度の東京オリンピック代表は、現在実績のある原沢久喜選手が一歩リードしている感じがあります。

その原沢選手の国内の最大のライバル、影浦選手の事を調べてみたいと思います。
まずはじめに、世界の強豪を相手に背負投を連発する影浦選手の試合動画を御覧ください。





影浦心選手の経歴

生年月日:1995年12月3日生まれ(28歳)
出身:愛媛県
血液型:A型
身長:179㎝
段位:3段
組み手:左組
得意技:背負投

小学校時代

小学校4年生の時、母親が所属するバレーボールチームで知り合った同じ学校の友達に誘われ弟と一緒に松前柔道会に入門。
はじめは受け身を取りそこねて痛い目にあい、柔道に良いイメージは持たなかったとの事。

中学校時代

中学校は松山西中学に進学。
中学1年の新人戦で愛媛県大会で優勝。
この出来事を境に柔道にのめり込んでいきます。
中学入学時は73㎏級でしたが、ウエイトが増やせるよう練習し中学3年の時には90㎏級にエントリーするまでになります。
全国中学校柔道大会90kg超級では5位入賞と結果を残します。

高校時代

高校は新田高校に進学。
国士舘高校などからスカウトがあったものの、地元で強くなりたいのと、父親も同じ新タ高校出身であること、中学時代から新田高校の監督にお世話になっていたことから入学。
高校2年の時には、インターハイで3位になり、自分でも実力がついてきたと感じたとか。
高校3年生のインターハイの時にはすでに東海大学に進学する事が決まっていましたが、特待生の条件としてインターハイの優勝が条件でした。
残念ながら2回戦敗退してしまいますが、「ここで終わる選手ではない!」と監督に励まされたことは忘れられないと語っています。

大学時代

2014年4月、東海大学に進学。
写真は大学時代の影浦選手

https://twitter.com/AAA_Tanjiro/status/1278375236967133184

  • 全日本ジュニア 5位。

2年生の時

  • 全日本ジュニア 3位
  • 講道館杯 3位

3年生の時

  •  アジア選手権  個人戦 優勝
  • 学生体重別 2位
  • 講道館杯 3位
  • グランドスラム・東京 2位
  • グランプリ・デュッセルドルフ 優勝

4年生の時

  • 全日本体重別選手権 2位
  •  ユニバーシアード 個人戦 優勝 団体戦 優勝
  • 世界選手権(無差別) 5位
  • グランドスラム・東京 3位

  • グランドスラム・パリ 優勝

社会人時代

2018年4月JRAの所属となった。

  • 全日本体重別選手権 3位
  • グランプリ・ブダペスト 優勝
  • アジア大会男女混合団体戦 優勝
  • 講道館杯 優勝

  • グランドスラム・大阪 3位
  • ワールドマスターズ 5位

2019年になり

  • グランドスラム・パリ 3位
  • 全日本選手権 5位
  • グランプリ・ブダペスト 2位
  • 世界団体 優勝

  • グランドスラム・ブラジリア 2回戦敗退

  • グランドスラム・大阪 3位
  • ワールドマスターズ 3位

2020年は

  • グランドスラム・パリ 2位

※世界王者、テディ・リネイルが敗れるのは2010年9月以来

両靭帯切断

大学に入学後すぐに両靭帯切断してしまい、4ヵ月ほどのリハビリ生活を余儀なくされます。
怪我をしているときに周りの重量級選手の練習を見ていると、このままでは自分は勝てないと考えるようになり、この怪我をきっかけに、自分の柔道スタイルを180度変えることを決意。
体が全然できていなかったので、怪我をしているときはウエイトトレーニングで体を大きくするように取り組んだとのこと。
さらにこれまで内股や大外刈りといったオーソドックスな技が中心でしたが、背負い投げなど、どちらかと言えば軽量級が得意とする技や柔道スタイルに変更しました。



影浦心選手の家族は?

影浦心選手のご両親や親しい人を紹介していきたいと思います。

父親・影浦誠さん

誠さんは、神戸製鋼のラグビー部所属の選手で、影浦心選手が小学生の頃、一緒に練習についていき、タックルの練習をしていた語っています。
ただ、それを柔道に活かすとかではなく、遊びの延長のようなものだったとも語っています。

母親・影浦いずみさん

バレーボールの実業団チームに所属していたとの事です。
影浦心選手もいずみさんの所属するバレーボールチームの友達の同じ学校の人から柔道を勧められ始めたとの事です。

弟・影浦力さん

兄の心さんと一緒に柔道を始めたとの事です。
現在は東海大学で柔道をしています。
階級は90㎏級です。

婚約者の存在

最近、高校時代からの彼女と婚約したとの事で、グランドスラム・ブラジリアに出発する際にインタビューに応じ、「(競技生活にも)プラスになっている」と語っています。
井上康生監督は「人として幸せを感じることも大切。これをエネルギーにすることが大事」と婚約を祝福しています。
彼女の詳細は調べてみましたが情報がありませんでした。
何かわかったら追記したいと思います。

ウルフ・アロン選手

階級は違いますが、同じ東海大学の同級生で寮も同じ部屋だったとか。
2人ライバル関係でお互いに技を磨きあってきた仲です。



影浦心選手の得意技

背負投

大学に入ってすぐに怪我をしたことで、自分の柔道を見つめ直すきっかけになった影浦選手。
高校時代、新田高校が走ることを重点的にトレーニングしているので、強靭な足腰が身についたのではないでしょうか?



影浦心は東京オリンピック柔道代表になれるか?まとめ

最近婚約をして、私生活も充実している影浦選手。
最大のライバル原沢選手に現状はいま一歩追いついていないのか?というのが現状のようです。
しかし、この間の世界選手権のように、団体戦代表の座は取れるかもしれません。
これからいくつかのチャンスがあると思いますが、そのチャンスを逃さない事が重要です。