こんにちは。

柔道経験者のはっしーと申します。
実は柔道二段を持っています。

とは言うものの、最近道場に顔を出していないので、かなり鈍っていると思います^^;

最近気になるのは、やはり東京オリンピックの柔道競技です。

東京五輪を来年に控え、選手達も代表入りを目指し調整をしていることでしょう。
日本のお家芸、柔道も選手層が厚く代表入りするにも一苦労といったところでしょう。

男子柔道90㎏級の近年は、アテネオリンピックで泉浩選手が銀、続く北京では日本人はメダル獲得ならず、ロンドンでは西山将士選手が銅、リオデジャネイロオリンピックでは、ベイカー茉秋選手が金メダルを獲得しています。

選手の入れ替わりが激しいこのクラスでは現在A強化選手に向翔太郎選手が登録されており、向選手の代表入りが確実ではないかと言われております。

しかし、この90㎏級には新たな人材が育ってきています。
村尾三四郎選手です。

村尾三四郎選手は現在B強化選手ですが、世界柔道選手権で「男女混合団体戦」のメンバーに選ばれています。

そこで、村尾三四郎選手の経歴とエピソードを紹介していきたいと思います。
高校時代の村尾選手に対するツイート動画を見つけました。
コメントの通り、高校1年生でこのこの筋肉は反則でしょう(笑)





村尾三四郎選手の経歴

生年月日:2000年8月28日生まれ(23歳)
出身:アメリカ合衆国ニューヨーク州
血液型:B型
身長:180㎝
段位:3段
組み手:左組
得意技:内股・大外刈り

生い立ち

日本人の父、アメリカ人の母の元で、アメリカ・ニューヨークで生まれます。
生粋の日本人に育つようにと「三四郎」と命名されます。
2歳で横浜に引っ越し、5歳で茨城県に移ります。
そこで、姉と一緒につくばユナイテッド柔道クラブで柔道をはじまました。

 

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Happy birthday 🎉 #brother #23 #おめでとう #これからも兄弟で頑張ろう

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小学校時代

高学年になってくると、全国大会に出場する程に成長します。
6年になり、全国少年柔道大会の決勝で先日世界柔道選手権で優勝した素根輝選手と対戦。判定勝ちで優勝しています。

中学校時代

姫路灘中学校へ進学。
中学校に上がっても、全国大会には常連で参加しています。
3年生の時、全国中学校柔道大会の81㎏級で、オール一本勝ちで優勝しています。

高校時代

神奈川県の桐蔭学園高校へ進学。
81㎏級で活躍していた高松正裕氏から指導を受けたい為の進学でした。
1年生の時は、個人では活躍出来なかったものの、高校選手権の団体戦では決勝戦で3人抜きするなどチームの勝利に貢献

2年生のの時には、全日本カデで優勝。
続いて、高校選手権・金鷲旗・インターハイと高校三冠を達成します。
インターハイ個人戦でも優勝を飾ります。

3年生になり、インターハイ個人戦でオール一本勝ちで優勝。
全日本ジュニア、世界ジュニアは2位で終わります。
グランドスラム・大阪では3位、2月のグランドスラム・デュッセルドルフでは2位で終わり、「優勝できなくて悔しい」とコメントを残しています。

ツイートは村尾選手の桐蔭学園卒業のツイートです。

大学時代

東海大学に進学。
体重別選手権で3位に終わるも、世界選手権の団体戦への代表に選ばれました。
7月のグランプリ・ザグレブでは2位に終わります。
9月の世界選手権・団体では、初戦の韓国戦に出場し勝利します。
決勝のフランス戦にも出場しますが、ゴールデンスコアの末、抑え込みで負けてしまいました。
団体戦自体は、日本が勝利し優勝しています。
ツイートは、村尾選手の東海大入学の様子です。

その後は

  • グランドスラム・大阪 7位
  • マスターズ 7位
  • グランドスラム・パリ 3位

という結果になっています。



村尾三四郎選手の家族は?ハーフ説を検証

父・母

ネットを中心に調べてみたのですが、父親が日本人、母親がアメリカ人としか情報が出てきませんでした。
2017年のインターハイ優勝の後にお姉さんがツイートしていますが、村尾選手の両脇はご両親ではないのかな?と勝手に想像しています。

 兄 村尾真秀さん

真秀さんは、ラグビーに打ち込まれているようです。
つくば秀英高校から天理大学を卒業後、六甲ファイティングブルに2年間所属し、2018年からは、釜石市職員となり釜石シーウエイブスでプレイしていたとの事。しかし2018年10月には釜石シーウエイブスを退団しています。

現在ツイッターによると、DOU代表、スポーツ通訳士となっています。
神戸製鋼のホームページには、スタッフ(通訳)として名前が上がっていました。

真秀さんは柔道とは関わりがないのかと思えば、釜石シーウエイブスの紹介で、かつては柔道選手でしたとの書き込みがあり、真秀さんも柔道をやっていた形跡があります。

真秀さんの立ち上げたブランドDOUは、柔道のかっこよさを広めたいというコンセプトだし、ツイッターを見てみると柔道関連の書き込みも多いので、柔道に対する思いが伝わってきます。

姉 村尾真矢さん

三四郎選手の3歳年上で、この4月からは社会人になっているとの事です。
真矢さんも柔道をしており、藤村女子学園に在籍していたようです。
ツイッターを中心に調べてみたのですが、情報はこれくらいしかありませんでした。
三四郎選手にチョット似ているかな?という写真があったので、貼っておきたいと思います。



村尾三四郎選手の得意技

内股

村井選手が得意とする内股。自慢の背筋で相手を引き寄せて繰り出す内股は豪快です。

大外刈り

自分の前に投げる内股、相手を後ろに倒す大外刈り。この2つの技を得意とすると、相手を前後に揺さぶる事ができ、技をかけるチャンスが多くなってきます。
もちろん、単発でも十分に一本を取れるのですが、細やかな相手への崩しがあってこそ技はキレイにかかります。

番外編 男女混合団体戦

2年前から発足した男女混合団体戦。
村尾選手も団体戦の代表に選ばれています。
少しルールがややこしいので説明しておきます。

各チームの編成は

男子 73㎏以下 90㎏以下 90㎏以上 の3名

女子 57㎏以下 70㎏以下 70㎏以上 の3名

づつで編成します。

各階級ごとで試合が行われ、

  • 一本勝ち、不戦勝、相手の棄権による勝利は10点
  • 技ありの優勢勝ちは1点
  • 指導による勝敗は0点
  • 試合は4分間で、決着がつかなければゴールデンスコア(GS)方式で技によるポイント又は相手の指導数が累積3枚になるまで試合続行
  • 6人の試合終了後、勝利数や得点数が同じの場合は無造作に選ばれた階級の代表戦が行われます

日本は今回の世界選手権で3連覇を果たしました。
東京五輪でもこの競技は行われるので、メダルが期待できます。

村尾三四郎選手のまとめ

まだまだ若い村尾選手はこれかのの伸びしろが期待できます。
現時点でも、個人戦への出場は向選手が有利ですが、団体戦となると十分に出場する可能性があります。
東京五輪まで怪我のないように練習に励んでもらいたいものです。