「就活」と聞くと思い浮かべるのは「エントリーシート」や「合同説明会」など、学生が内定をくれる企業を探す、といったイメージではないでしょうか。
しかし新型ウィルス感染症拡大の影響を受けて就職活動の形が大きく変わりつつあるようです。
2021年卒の就職活動では、例年に比べて対面での面接や説明会の機会は減り、逆にweb上での面接・説明会が増えていってます。
しかし、学生と実際に会わずに内定を出すことに企業は慎重になっており、去年の同じ時期に比べて内定率は下がる傾向に。
そんな中、注目されているのが「スカウト型採用」です。
企業から学生にアプローチをし、そこから面接につなげていくという仕組みになっており、企業が学生との接点を持つことができます。
そこで今回はおすすめの就活スカウトサイトをご紹介したいと思います。
「スカウト型採用」とは?
まずスカウト型採用の流れをご説明しましょう。
従来の就活サイトと同様、スカウト型採用サイトに学生が自身の写真、PR、大学、学問系統や志望企業を登録します。サイトによっては適性検査を実施しているものもあります。
一方の企業は、欲しい人材像にあてはまる項目をチェックして学生を検索し、気に入った学生にスカウトメールを送信し、面接へと進みます。
学生にとっては、自分に合った企業を探す手間が省け、思わぬ企業から声がかかることで自分の就職の可能性を広げることができるメリットがあります。
知名度の低い企業にとっては、学生に対して自社PRをすることができ、説明会や正式な採用エントリーの手順を踏まずに学生と接点を持つことができます。
新型ウィルスの影響が出始めてから、スカウト型採用サイトへの登録数が企業、学生ともに伸びているようです。
これから「スカウト型採用」が主流の就活手段になるかもしれませんね。
「スカウト型採用」世間の反応は?
世間の「スカウト型採用」に対する反応はどうでしょうか。
就活の早期化を警戒するツイート↓
コロナの影響で、「スカウト型採用」が増えてるらしい。OfferBoxとかirootsとか。そして22卒の人たちも例年より早く就活を始めてるみたい。どんどん早期化が進むんかなあ
— メイ (@chan3meimeimei) May 11, 2020
新卒採用のあり方が変わっていっている様子を伝えるツイート↓
新卒採用のあり方が激変するだろう。今後はより即戦力採用が強化され、通年、ジョブ型への移行になっていくだろう。
就活「スカウト型採用」 新型コロナで利用増の動き https://t.co/XsYHv3u0gO
— takanaka (@takanak75470187) May 11, 2020
スカウト型就活をオススメするツイート↓
ここでも書いてますが
・自分を客観的に見直せる
・自分の考えを言語化して整理できる
・能動的には知り得ない企業を知れるなどの点からめちゃめちゃオススメです。
就活「スカウト型採用」 新型コロナで利用増の動き:朝日新聞デジタル https://t.co/14Ge68xvwl #新型コロナウイルス https://t.co/0MMY7QGX7H
— yuta_hompo (@yuta_hompo) May 12, 2020
スカウト型採用は従来の就活スタイルとは真逆のベクトルですが、肯定的に捉えている意見が多いようですね。
就活スカウトサイトのおススメは?登録方法は?
次世代の就活スタイル「就活スカウト」、どのサイトを使っていいか迷いますよね。
そこでおススメの就活サイトをご紹介します。
キミスカ
キミスカの大きな特徴はスカウトメールを「プラチナ」「本気」「気になる」にㇾべル分けしていることです。
企業は「気になる」スカウトメールを無限に送れるのに対し、「本気」スカウトメールは月100通、「プラチナ」スカウトメールにいたっては月30通までしか送れません。
これによって企業のスカウトの本気度が分かるので、面談まで辿り着きやすいですよね。
またキミスカの適性検査の精度はとても高いと評判です。
質問数は150問にも及び、性格傾向やストレス耐性はもちろんのこと、「虚偽回答の傾向」という項目まであるのだとか。
企業はここまで細かな適性検査の結果を見た上で自社に合った学生にスカウトメールを送るので、入社後も長く勤めてもらうことができそうですよね。
また、キミスカには多くの就活コンサルタントが在籍しています。
就活や企業の専門知識を生かして、無料で就活の相談に乗ってくれるのです。
学生にとっては初めての就活。内定が貰えないことで焦ったり不安なったりする中、無料でプロに相談できるなんて有難いですよね。
<ユーザーの声>
キミスカを利用した人のツイートを紹介します。
自身の改善点や良い点を指摘され、嬉しかった様子のツイート↓
7月、キミスカでの就活研究所で「言語化」についての重要性とそこに対する私の不足、改善点を言われ、思考や原点の言語化を意識してきた、今日おかしょーさんの就活相談で、言語化について褒められてクッソ嬉しかった💕
改善点はまだまだあるけど!#キミスカ#就活研究所#mylife #株式会社RASHISA— Mina Kawabata (@37gonta) November 20, 2019
個人的には使えるツールと紹介するツイート↓
賛否両論分かれているツールではあると思うが、自身が人事から見てどう評価されているか、そして自己分析ツールも入っている点は就活の初期には非常に使えると思う。#キミスカ#21卒#22卒
キミスカの評判は?実際に人材業界内定者が使ってみました! https://t.co/FxGbFJhvZ3
— ひろむ@人材業界界隈の人 (@hiromu_HR) May 15, 2020
キミスカの登録方法
キミスカのサイトから無料で登録できます。
メールアドレス・パスワード・卒業年度を記入するだけで登録は完了します。
とても簡単ですよね。
iroots
irootsは総合職・エンジニア職を扱う大手人材会社エン・ジャパンが運営するサービスです。
中小企業の登録が多いキミスカに比べて、irootsは三菱総合研究所、Panasonic、住友商事、経済産業省など、大企業や官公庁の数が多く、本業公益性・成長環境・透明性の3軸を満たす厳選された企業しか登録されていません。
厳選された優良企業しか登録できないので、学生からの信頼は得やすいですよね。
また、Irootsの適性診断テストの項目は37個と、キミスカのものに比べると少ないですが、30年間で6,000社以上、90万人以上が活用したテストを使用しており、定量的に性格・価値観を分析することができます。
テストの結果は友達と比較することが可能なので、より自分の特性を知ることができます。
そしてもうひとつの大きな特徴は、最大6000字の詳細プロフィールです。
幼少期から大学時代の経験を記入するもので、性格・価値観テストの結果と照合すれば学生にとっては自己分析のツールとしても使え、企業にとっては学生の理解が深まりますよね。
<ユーザーの声>
irootsを利用した人のツイートを紹介します。
自己分析が図星だったんでしょうか↓
今日はirootsの自己分析したからちょっとは前進したかな、、、
自分の弱み簡単に暴かれててどうリカバリーしたらいいんだか、、、🤣#22卒#自己分析#iroots— ぴぴ@22卒 (@_pipi22pipi_) May 14, 2020
自己分析を楽しんでいます↓
仲のいいクラスメイトとirootsを使って性格診断比較してみた!
タイプの違う2人だからいいチーム組めそう…笑でも少し診断結果と自分の考えが違った点があった….
この前受けたSPIは凄く合致してたけど🤔#22卒 #性格診断 #iroots pic.twitter.com/JqLSyGNznQ— れ@22卒就活 (@ren22QU) April 12, 2020
irootsがオススメとツイート↓
https://t.co/5LA95JqS1x
↑このサイトめっちゃ使えます!スカウトされる会社やウェブ診断通じて、自分が合う業界分かるので、業界広げたい人は是非。
ここから登録すると最大3000円Amazonギフト券貰えます!
4月17日まで。#22卒 #iroots— citron (@astarisk_um) March 23, 2020
irootsの登録方法
irootsのサイトから無料で登録できます。
apple、facebook、LINEで登録することができます。
もしくは、氏名・メールアドレス・パスワード・大学名・学部・卒業年度を記入して登録します。
OfferBox
OfferBoxは企業・学生ともに登録数が「スカウト型」採用サイトでNo.1です。
そのため、学生も他のサイトに比べてスカウトメールが届きやすいのが特徴です。
学生のオファー受信率は93.6%にものぼります。
断られるばかりの就活も、スカウトの声がかかるだけで自信にもなりますよね。
OfferBoxには他のスカウト型採用サイトにありがちな、一斉送信を行っていません。
そのためスカウトメールを受け取った学生は企業に向き合いやすいのではないでしょうか。
またOfferBoxのユニークな点として動画や研究スライド、写真を使って自己PRできることが挙げられます。
企業にとっても、学生の人となりを知ることができるいい手段ですよね。
そして学生は自分のプロフィールにアクセスした企業をグラフでチェックすることができます。
このことにより、学生もプロフィール欄を充実させるモチベーションにもなるのではないでしょうか。
<ユーザーの声>
OfferBoxを利用した人のツイートを紹介します。
OfferBoxのシステムが凄いとツイートしています↓
【🎈就活を進めています】
本日は朝から、オファーボックスというサイトに登録しました。
現在、個人情報を埋めている途中なのですが、既にやばいです。
細かく自分のことをアピールできるので、こりゃ凄いという感情です。笑
なぜ今までやらなかったんだ…。#Offerbox
— ふるふる🏃♂️月5桁陸上部ブロガー (@takumi_oowarai) February 13, 2020
完全無料のシステムを評価しています↓
OfferBox、なるほど、登録するだけでも意味があるってこういうことか、
プロフィールを埋めていくことでガクチカとか自己PR書く練習になるし、これが完全無料というのはすごい、、
就活にこんな形があるんですね
登録しておいて損はないです間違いなく#OfferBox @Start_OfferBox— みや@ミスター明治 (@__mdbone) May 14, 2020
就活状況がグラフに表されて、株価みたいで面白いとツイートされています↓
株価みたいでおもしろい
こゆの見て一喜一憂できるのも、学生として一定もてはやされてる今だけなんだろうなぁ💭
今考えるのもアレだしビールでも飲んで寝よ🍻#就活 #21卒 #offerbox #offerboxアンバサダー #お酒好きと繋がりたい #コロナ で #在宅ワーク pic.twitter.com/9VrLQH5zLX
— ▼ s 👽@21卒 ▼ (@s_recruit_12345) April 10, 2020
OfferBoxの登録方法
OfferBoxのサイトから無料で登録できます。
facebook、LINE、Twitter、Googleのアカウントで登録することができます。
もしくは、メールアドレス・パスワード・卒業年度を記入して登録します。
ガクセン
ガクセンとは「一握りの優秀な学生」つまり「学生選抜」された学生、略して「ガクセン」です。書類審査、2時間に及ぶ面談でスクーリングされた、就活生50万人中、上位1%の優秀な学生が登録されています。
選抜された学生を「ガクセン」がインタビューし、その学生のプロフィールとインタビュー記事や動画を「ガクセン」のサイトに掲載し、企業が気に入った学生にアプローチします。
企業にとっては優秀な人材をすぐに見つけることができるので、大幅に採用時間を減らすことができそうですね。
学生は「ガクセン」に掲載されれば、優秀人材であるというお墨付きをもらったともいえ、多くの企業からスカウトの声をかけてもらえるのも当然といえますね。
自分のインタビューをプロのライターに記事にしてもらうだけでも、自己分析に役立つのではないでしょうか。
<ユーザーの声>
ガクセンを利用した人のツイートを紹介します。
昔、ガクセンを使った人のツイート↓
懐かしい❤️笑
ガクセン声掛かってから人生変わった感は否めないな❤️笑https://t.co/V6Fj6DQ2mW#就活#顔ブス過ぎ❤️#クリエイティブ強かったんや笑#成り上がり隊— きゃ〜ずま (@KKyazuma) May 20, 2018
色んな会社からオファーが来る事をツイート↓
この時期になると、ガクセン経由で色んな会社から、即採用の誘いとか最終面接、社長面談の連絡がくる。
各企業がどれだけ人材欲しがってるか体感できる。
就活決まらない人は、大企業しか受けてないんじゃないかなー— ニューオータニ (@asIjGko4YBoO6Pr) March 20, 2018
ガクセンに載せてもらえる事を喜ぶツイート↓
ガクセン載せてもらえることなったヽ(^o^)丿 pic.twitter.com/CF1JOAesuy
— ひより (@Piyo0811Piyo) December 20, 2016
ガクセンの登録方法
ガクセンのサイトから「取材登録」を申し込みます。
記入事項は以下の通りです。
<基本情報>
・氏名
・住所
・電話番号
・大学名
・学部、学科名
・学年
・メールアドレス
<PR情報>
・特徴
・現在、過去の経歴
・将来について
・取材希望日
他のスカウト型就活サイトに比べて、自分を就活市場に売り込む形となっています。「ガクセン」に掲載されれば自信にもつながり、就活にも大いに役立ちそうですね。
JOBRASS新卒
JOBRASS新卒もOfferBox同様に、多くの企業・学生が登録しており、就活生の4人に1人が登録しています。
「JOBRASS学Biz(マナビズ)就活キャンパス」という、就活セミナーやイベントを無料で数多く開催しており、就活生同士がお互いに刺激を受けながら仲間を見つけられるようになっています。
スカウト型採用が就活の主流になれば、就活生同士の交流が減ってしまうので、こういった交流の場が設けられていることは学生にとっては心強いかもしれませね。
エントリーシートやSPI、グループディスカッションの対策といった、就活のサポートを社内講師から受けることもできます。
また、OfferBox同様に学生は動画や自分の作品を登録することができ、企業に自分の人となりをアピールしやすくなっています。
JOBRASS新卒のスカウトメールは4つに分かれています。
- 「スペシャルオファー」
企業が会いたいと思った学生に送ります。特典として、プロフィールの中で評価したポイントを教えてくれるそうです。
- 「マッチングオファー」
企業が求める学生の条件と学生のプロフィールが一致した場合に送られます。
学生のメリットとしては、条件が一致したことでで選考に通過しやすいことが分かるということです。
- 「インターオファー」
企業から学生に自社のインターンシップやオープンセミナーのオファーが送られます。
- 「新卒紹介オファー」
エージェントが学生に合った企業を紹介します。
<ユーザーの声>
JOBRASS新卒を利用した人のツイートを紹介します。
JOBRASS新卒のセミナーが良いとツイート↓
JOBRASSは面接対策セミナーに行ったけど
【基本編】ではよくある質問に対して、面接官の印象に残るために大切なことを学べた
【応用編】では、初めて聞かれたらすぐ答えられないような質問もあって、練習できて良かった他にも色んなセミナーがあるみたい😊https://t.co/Dw5WEpdz8C
— みーちゃん@21卒 (@miiiichan_21) January 22, 2020
JOBRASS新卒では面談が多く就活の相談がしやすいとの事↓
大学3年生は、既に就活を始めている人もいると思います。マトモなアドバイスをすると、就職エージェントを使うことをオススメします。「JOBRASS新卒」がオススメです。担当者が良かったのもあるが、他社エージェントに比べて面談の機会が多い分、就活に関する相談が非常にしやすいです!
— ふかいヽ(。・ω・。) (@Ry83542758084p) January 29, 2020
自分での企業探しに疲れた時には・・・↓
キャリタスも見づらい。ジョブラスはキャリアアドバイザーさんが付けば非常に親切なので自分で企業探すの疲れた時とかにオススメ
— T-サムル (@T_rex_my_hero) February 28, 2018
JOBRASS新卒の登録方法
JOBRASS新卒のサイトから無料で登録できます。
facebook、Twitter、Yahoo!JAPAN IDのアカウントで登録することができます。
もしくは、以下の事項を記入して登録します。
・氏名
・住所
・電話番号
・メールアドレス
・卒業予定
・学校、学部名及び学科系統
・パスワード
JOBRASS新卒は就活関連のイベントやセミナーを多く開催していますが、無料でここまでのサポートを行っているのは驚きですよね。
就活スカウトサイトのおススメは「まとめ」
新型ウィルス感染症の影響を受け、これからますます「スカウト型採用」を行う企業が増える見込みです。
スカウト型際採用であれば、学生は面接時のみ企業に足を運べばいいので、合同説明会などの為に遠方からやってくる地方学生にとっては移動の負担が減り、学業に専念しやすいというメリットがあるのではないでしょうか。
ご紹介したスカウト型採用サイト以外にも多くのサイトがあります。サイトによって特性が異なるので、複数のサイトを利用して自分に合ったものを見つけることをおススメします。
スカウト型採用が主流の就活スタイルとなることで、企業にとっても学生にとってもより効率的な就職・採用活動が行えるのではないでしょうか。
これからの就活スタイルがどのように進化していくのかが楽しみですね。