先日、引っ越しの準備のため荷物の整理をしていたのですが、物置から錆びたカセットガスボンベが出てきました。

しかも3本もあり、そのうち2本は満タンの状態です。

使うのは怖かったので捨てようと思ったのですが、残ったガスをどうすればよいのか迷ってしまいました。

そこで、ガスの残ったガスボンベはどのように処理すればよいか調べてみました。

あなたのお家にも錆びたガスボンベがありましたら、ぜひ参考にしてみてください。





カセットガスボンベのガスの抜き方や注意点は?

カセットガスボンベのガスの抜き方

カセットガスボンベのガスを抜くときは、キャップをはずして先端部を下に向けます。
そのまま、コンクリートなどに先端部を押し付けることでガス抜きができます。

「シューッ」という音とともに、ガスが抜けていきます。
新聞紙や雑巾などで当て布をすると、地面を汚さずに済みますね。

また、ガス抜きキャップがついているものでしたら、ガス抜きキャップに押し付けることで簡単にガス抜きができます。

容量にもよると思いますが・・・

中身が半分程度残っているボンベのガス抜きを行ったところ、5分程度で抜き終わりました。

また、ガス抜きを行うときには注意しないといけないことが3つあります。

注意点は

  • 穴をあけないてガス抜きをしない
  • 風通しの良い屋外でガス抜きをする
  • 中身をしっかり出しきる

ことです。

では、順番に書いていきます。

穴をあけてガス抜きをしない

まず、「絶対にしてはいけない」のが、カセットガスボンベに穴をあけることです。

穴をあけるとガスの噴射が止まらなくなります。
そのときに、静電気や火花などでガスに引火すると、とても危険です。
さらには、穴をあけた瞬間に火が着くこともあります。

キャップを外して、先端部をコンクリートなどに押し付けることでガス抜きを行いましょう。

風通しの良い屋外でガス抜きをする

次の注意点は、ガス抜きは風通しの良い屋外で行うようにすることです。

カセットガスボンベのガスは無害ですが、部屋の中でガス抜きを行うとガスが充満して酸欠になってしまいます。

必ず屋外でガス抜きをしましょう。

中身をしっかり出しきる

最後は、中身をしっかり出しきることです。

風通しの良い屋外で、キャップを外し先端を下にしてコンクリートなどに押し付けます。

すると、ガスの噴射が始まりますがしばらくするとガスの噴射が止まります。

ここで一度、ボンベを軽く振ってみてください。
「カラカラ」や「サラサラ」といった音が聞こえれば、まだガスが残っている状態です。

残っているときは、もう一度ガス抜きを行ってください。

何度か繰り返して、振っても音がしなくなったらガス抜き完了です。

私は、3、4回繰り返すと音がしなくなりました。

意外と時間がかかりますので、ひとけの少ない場所や時間で行うことをお勧めします。

 

カセットガスボンベの処分方法は?

まず、カセットガスボンベが空になっているか確認してください。

中身が残っていると、回収してくれた収集車で火災が発生したり、焼却炉内で爆発してしまうかもしれません。

ガス抜きをしっかり行ってから捨てるようにしましょう。

ガス抜きをした後、穴を「あける」か「あけないか」

「ガスを抜くとき」は絶対に穴をあけてはいけません。

しかし、捨てるときはどうでしょうか。
「ガスを抜いたけれど、念のためあけてから捨てよう」という考えの方もいらっしゃるはずです。

捨てる時に「あける」か「あけない」かは自治体で異なっているのが現状です。

多くの自治体で「穴をあけずにゴミに出す」が選択されていますが確認してから捨てるようにしましょう。

カセットガスボンベを捨てる日

カセットガスボンベを捨てる日や、捨て方は各自治体の指示に従うようにしましょう。

例として、東京都目黒区では、

不燃ごみの日に、他の缶とは「別の袋」に入れて「危険と書いて貼る」

となっています。

私の自治体では、「危険と書いて貼る」は指示されていませんでした。

自治体によって異なりますので、確認してから捨てるようにしましょう。

カセットガスボンベを引き取ってくれる会社も

なかには、カセットガスボンベを引き取ってくれる業者さんもいらっしゃいます。

費用はかかってしまいますが、ボンベの損傷が激しいときやガスボンベがたくさんあるときなどは連絡してみましょう。

いくつか紹介させていただきます。

カセットガスボンベの世間の反応は?

カセットガスボンベに関するツイートを紹介します。

通常のカセットガスボンベだけでなく、いろいろな不用品を回収してくれます。

怖いですね、管理には気をつけたいです。

手間ですしなにより怖いので、できればガス抜きはしたくありません。

穴をあけた瞬間に火が出ることもあるようです。
しっかり、ガスを抜かないといけませんね。

カセットガスボンベ まとめ

カセットガスボンベの捨て方について調査してみました。
自治体によって差はありますが、

  • 中身を空にする
  • 一般の燃えないごみとは別の袋に入れる
  • 穴は基本あけない

というのが一般的なようです。

ただ、事故やケガをしてしまっては大変です。
捨て方に不安があるときは自治体などに連絡して確認しましょう。