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とにかく面白いので見ていただきたいですが、監督でありプロデューサーのクリストファー・ノーランの前作であり、戦争映画としても話題になった「ダンケルク」を紹介していきたいと思います。

クリストファー・ノーランというと「時間」をテーマにした作品作りで有名ですが、ダンケルクも「時間」をうまく使った表現がされています。

しかし、評価としては「つまらない」という評価も多いのが事実です。

その辺りも含めて深堀していきます。

映画「ダンケルク」はつまらない?あらすじやラストネタバレは?結末の解説と考察!





映画「ダンケルク」はつまらない?

映画「ダンケルク」は本当につまらないのでしょうか?

海外の映画評価サイトと日本の評価サイトを参考に見ていきたいと思います。

まずは、海外の映画批評サイトと言えば「rottentomatoes」(ロッテントマト)!

世界中の映画関係者や批評家、一般視聴者のレビューと評価を見る事ができます。

©rottentomatoes

評価を見てみると批評家の点数は100点中92点、一般のユーザーの評価は81点という事でかなりの高評価です。

実はダンケルクは海外では評判は良くて、日本と比べるとだいぶ違う印象です。

次に日本国内最大の映画レビューサイトの「Filmarks」を見てみましょう。

© TSUMIKI INC. ALL RIGHTS RESERVED.

こちらは星5個中3.8とまあまあという数字ですね。

海外と比べると若干悪いという印象です。

 

では、どうしての日本の評価は低いのでしょうか?



理由① 日本人になじみの無いテーマ

その原因の1つがタイトルである「ダンケルク」に日本人がまったく馴染みがない事が挙げられます。

WWⅡ(第二次世界大戦)でのイギリス軍とフランス軍による、対ドイツ軍のフランス侵攻で追い詰められたイギリス軍とフランス軍30万人をイギリス本国へ脱出させるという作戦がテーマになっています。

 

海外ではTVドラマや映画に何度もなっているので馴染みのあるテーマですが、日本人には全然ピンと来ないんです。

そして、映画「ダンケルク」を観てもなかなかピンと来ないのも事実なんです。

出来る限りセリフを削っていて、「ダンケルク」に関してまったくの情報を入れずに見ると地味な戦争映画で終わってしまうので怖いところです。

 

そのため、前情報として「ダンケルクの戦い」に関して知識を入れておくことをおすすめします。

国内での上映の際には配給会社であるワーナーブラザースも林修先生に解説動画を依頼しているのでその辺りの懸念が公開に際してあったのが伺えます。

とても分かりやすい説明なので映画「ダンケルク」を観る前に見ておきましょう!

©2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED.

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ダンケルクあらすじ

1940年5月26日、イギリスは軍艦のみならず民間船も含めた作成「ダイナモ作戦」を発動します。

第2次世界大戦、ダンケルクでドイツと交戦中のイギリス、フランス連合軍は窮地に追いやられていました。

イギリスの首相であるチャーチルはダンケルクに取り残されている40万人の兵士の救出を命じます。

陸軍の若手兵士であるトミー(フィオン・ホワイトヘッド)。

海軍であるボルトン海軍中佐(ケネス・ブラナー)。

民間船手伝うピーター(トム・グリン=カーニー)。

空軍パイロットのコリンズ(ジャック・ロウデン)とファリア(トム・ハーディ)。

をそれぞれの時間軸で描くという難し表現をしています。

まさに、監督であるクリストファー・ノーランの得意とする方法です。

予告編はこちら。

©ワーナー・ブラザース



ダンケルクのラストネタバレは?結末の解説と考察!

陸・海・空のそれぞれの時間軸で「ダンケルク脱出作成」を描く本作ですが、最終的には30万もの兵士をイギリスに脱出させることに成功します。

一番の原因としては多くの民間船が作戦に参加した事です。

映画「ダンケルク」は一般的な戦争映画とは作られている主旨が異なっております。

一般的な戦争映画は大群同士の派手な戦闘をメインに描かれていると思うのですが、この映画は内容としてはとても地味です。

脱出劇を舞台にしており、その上、陸・海・空とそれぞれ分けて描いており、ドキュメンタリー風に取られているのも特徴です。

そのため、「間」の取り方が独特で戦争映画としてはかなり長い「間」で描いております。

この技法はYoutubeなどで短く早い展開の動画になれている現代人にはちょっと耐えられないという人も多いのでは無いでしょうか?

レビューにも「たいくつ」というレビューが多くあるように、それほど映画の起承転結は綺麗に描かれておりません。

もう1点、普通の映画と違うのは映画を見ている人が誰に感情移入すべきかが難しい点です。

陸・海・空とそれぞれ主人公はいるのですが、特にその人物の説明が映画の中である分けても無く、セリフも普通の映画と比べ少ないので情報不足になってしまします。

特に「ダンケルク」について詳しく知らない日本人には映画の登場人物がなんでこんな行動や心情なのか理解が難しいです。

クリストファー・ノーランは元々それほど映画で人物の紹介をする監督では無いのですが「バットマン」シリーズなどはそれでもわかりやすく作られているので「ダンケルク」は難易度が高いですね。

何と言っても、最後に燃料が無くなりながらも敵の飛行機を落としたファリアが最後にやっとトム・ハーディだとわかる贅沢な使い方をしています。

また、男気のある海軍中佐としてTENETの悪役も見事だったケネス・ブラナーを起用してたり、バットマンシリーズの執事アルフレッドでも有名なマイケル・ケインは通信士の声だけの登場だったりw

 

映画「ダンケルク」を楽しみたいのであれば出来るだけ前情報を入れてから観る事をお勧めします!

ダンケルクはNetflixやAmazonプライムビデオU-NEXTで視聴ができます。