新型ウィルス感染症の対応に追われる中、今回の東京都知事選は無風状態で小池都知事が圧勝するものと思われていました。

しかし「ホリエモン新党」が結党され、元ライブドア社長で実業家の堀江貴文氏が出馬する可能性もゼロではなく、都知事選への世間の注目度が高まっています。

さらに今月2日には熊本県の小野泰輔副知事が東京都知事選への出馬を表明し、「現状は現職の無風状態だが、今後の東京をどうするのか論戦したい」と述べています。

小野泰輔氏は新型ウィルス感染症の存在を前提とした生活様式に合わせて東京都が変容する必要があり、東京が変わることで地方も日本も変わる、とツイートしています。
また、テレワークや時差出勤の定着化とそれに伴うインフラ設備の促進・労働環境の改善・満員電車の改善などの問題など新しい生活様式への対応を訴えています。

新型ウィルス感染症拡大防止対策や無所属での出馬のため、SNSを駆使して選挙活動を行うようです。

そこで今回は小野泰輔氏について調べてみました。





小野泰輔氏のプロフィールと経歴は?

まずは小野泰輔氏のプロフィールと経歴をみてみましょう。

プロフィール

名前:小野泰輔(おの たいすけ)
生年月日:1974年4月20日(50歳)
出身地:東京都
熊本県副知事(6月8日付で辞職)

経歴

幼少期は兵庫県明石市などで過ごされ、高校は私立海城高等学校に通われていました。
海城高校とは「新しい紳士の育成」を目標に掲げ、例年、東京大学、京都大学、早稲田大学、私立大学医学部等の最難関の大学に多数の合格者を輩出している名門校です。

小野泰輔氏も例に漏れず東京大学法学部へと進学されました。
当時東京大学法学部で政治学の教授であった現熊本県知事の蒲島郁夫氏のゼミに参加されていたそうです。

東京大学卒業後の経歴は下記の通りです。

1999年7月 アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)
2000年7月 衆議院議員藤島正之事務所(公設秘書)
2002年8月 明豊ファシリティワークス株式会社(FMコンサルティング部 コンサルティング課課長)
2008年4月 熊本県政策調整参与
2010年4月 熊本県政策参与(知事補佐担当)
2012年6月  熊本県副知事(二期)

政界を離れ民間企業に勤務したのち、2008年に再び政界へと戻った理由は、東大時代のゼミの恩師である蒲島郁夫氏が熊本県知事選に出馬したことにあります。
小野泰輔氏は蒲島郁夫氏の熊本県知事選挙を手伝い蒲島氏が当選すると、請われて政策参与に就任されました。

2012年には県政史上最年少の38歳で副知事に就任されました。

熊本県といえば「くまモン」が有名ですよね。
小野泰輔氏は県PRのためにくまモンの海外での著作権フリーに尽力し、くまモンを通じた文化交流の促進を行ってきました。

副知事就任直後は蒲島郁夫氏の教え子であることや、その若さから「身内の登用」、「国政とのパイプがない」などと批判されていましたが、小野泰輔氏は熊本県からの人口流出に危惧を感じ、くまモンを使って世界中からの観光客を誘致することで地方活性化に尽力してきました。

著作権フリー化に目をつけ、海外展開するというアイディアも、若い副知事だかこそ実行出来たことかもしれませんよね。



出馬表明の記者会見の様子

突然の都知事選出馬表明には多くの熊本県民が驚いたのではないでしょうか。

毅然とした態度でしっかりと受け答えされている姿勢が印象的ですね。

若者の東京への流出を懸念しており、地方と東京との連携強化の必要性を訴えていらっしゃいます。

「主要政党から都知事選への候補者が出ている状況であれば、自分が出馬することはなかった」と述べており、無風状態で小池都知事が圧勝することに疑問を呈しています。

恩師である蒲島郁夫知事は貧しい家庭ながらも自力でハーバード大学の博士号を掴み取りました。東大教授という安定したエリートの生活を捨ててでも、家族の反対を押し切ってでも、「故郷の熊本のために尽くしたい」という思いから61歳の時に無所属で熊本県知事選に出馬し、当選しています。
ネブラスカ大学の学士・修士号、ハーバード大学の博士号を取得していながらも、「国内の学歴は高卒である。だからこそ人の気持ちに寄り添うことができる」と謙虚な姿勢を示しています。

このような恩師の熱い政治、故郷への思いの下で培った経験が、今回の小野泰輔氏の出馬に繋がっているのかもしれませんね。



世見の反応を紹介

出馬表明をするまではあまり知名度が高くなかった小野泰輔氏ですが、世間の反応はどうでしょうか。

ようやくまともな人が出てきたというツイート

かっこ良すぎというツイート

小野泰輔さんを是非「公認候補」にというツイート

https://twitter.com/yakitorihijiri/status/1269987699277979649?s=20

↓お考えに非常に賛同しますというツイート

↓都民を生徒に例えているツイート

https://twitter.com/momoyazaasai/status/1269921173535510535?s=20

都知事選の票予想のツイート

小野泰輔さんの過去のツイートを見て大丈夫なの?というツイート

https://twitter.com/cinefuk/status/1269828457833172993?s=20

ダメな人だったというツイート

↓東京都知事選はハズレくじの中から一番マシなハズレを選ぶゲームというツイート

https://twitter.com/cinefuk/status/1269820542007164928?s=20

↓維新から出るってというツイート

小野泰輔氏の毅然とした態度や熱い思いが評価されている一方、賛否両論に分かれる
「日本維新の会」の推薦を要請したことから落胆する声も見受けられます。



小野泰輔氏のプロフィールは?まとめ

無風状態で小池現都知事の圧勝かと思われた今回の都知事選ですが、都知事選の状況に疑問を感じ、次期熊本県副知事への続投の打診を辞退してまでも参戦することに意味があるとして「負け戦」に挑む小野泰輔氏の姿勢は頼もしくも感じますよね。

小野泰輔氏はご自身の政治スタイルを「現場に出て意見交換をし、課題解決方法を探る」としています。これはご自身のコンサルティング業での経験が生かされているのかもしれませんね。

恩師の蒲島郁夫知事も若き政治家の教え子にご自身の政治、故郷への思いを託しているのかもしれませんね。

首相より権力を持つと言われる都知事。誰が新型ウィルス感染症と共に生活する時代のリーダーになるのか、今回の都知事選も目が離せませんね。