昨年8月~10月に愛知県で開催された国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の負担金未払いをめぐって、大村秀章知事が会長を務める芸術祭実行委員会は名古屋市に約3700万円の支払いを求めて名古屋地裁に提訴しました。

「表現の不自由展・その後」では従軍慰安婦を象徴する少女像や昭和天皇の肖像を燃やすような動画が展示されていたため、連日抗議が殺到し、開催3日で中止へと追い込まれました。その後、安全対策を強化した上で再開し、トリエンナーレの閉幕まで約1週間公開されました。

大村秀章知事は芸術祭について「『カネを出しても口は出さない』に尽きる」、「憲法21条が保障する表現の自由を尊重した」と述べています。
一方の河村たかし名古屋市長は芸術祭実行委員会の会長代行を務めており、少女像の展示について「どう考えても日本人の心を踏みにじるものだ」として中止を求めていました。

名古屋市は、展示内容・詳細が事前に告知されておらず、大村県知事が独断的に運営を行ったとして負担金の不払いを決定していました。

一連の問題を受け、美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長は大村秀章知事のリコールを求め、政治団体を設立したことを発表しました。

このリコール運動に賛同することを明言した大阪府の吉村洋文知事に対し、松井一郎大阪市長が「愛知の人が判断するべきだ。知事が旗を振るのは違う」とたしなめる事態に発展するなど、大きな話題を呼んでいます。

そこで今回は大村秀章知事のリコールについて調べてみました。



リコールに必要な署名数は?方法は?

高須院長はリコール運動の賛同者を募り、8月上旬から署名活動を始める意向です。

通常、有権者の3分の1以上の署名を集めることが出来れば、首長の解職の是非を問う住民投票を60日以内に行うことができます。
署名の収集期間は2ヶ月で、住民投票で過半数が賛成すればリコールが成立し、その首長は解職となります。

有権者総数が80万を超えるときは、「80万を超える数の8分の1と40万の6分の1と40万の3分の1を合計した数以上」の署名を集める必要があります。

愛知県の総有権者数は約612万人のため、大村秀章知事のリコールには約86万人の署名が必要とみられています。

署名が集まっても、住民投票で過半数の賛同が得られずにリコールが不成立となるケースもあり、都道府県知事でのリコールが成立したことはありません。

署名には印も必要とされるため、投票率の低減が深刻化している昨今においてリコール成立は高い壁と言えるかもしれませんね。



ネットでの署名は有効?

高須院長は100万人の署名を集めることを目標にしています。

しかしリコールを求める署名は直筆である必要があり、署名収集をする人は請求代表者から委任された受任者でなければならず、受任者は自身が居住する区の住民からしか署名を収集することはできません。
署名年月、住所、生年月日も欠くことなく署名をしなければ無効署名となってしまいます。

このように制約の多い署名を2ヶ月で100万人分集めることは至難の技と言えます。

そこで高須院長はネットで賛同者を募り、署名を集める方針のようです。

8月上旬から署名を開始するとしていますが、現在の外出自粛モードの中、街頭で署名を集めることは難しそうですね。



愛知県大村秀章知事のリコールについて世間の反応は?

↓もう少し詳しくニュースで紹介されていたら・・・。

↓知事はどんな気持ちで即位の礼に臨んだの?

↓あの様な展示に血税が使われた事が残念でならない

↓大村知事のリコールだけの問題ではない!

https://twitter.com/chun_n/status/1267792110238838785?s=20

↓各紙の出方に注目!

↓律儀にまっとうな仕事をやっていると思うのですが・・・。

https://twitter.com/RASENJIN/status/1267692472492101632?s=20

↓不自由展での対応は問題ない!

↓行政が表現の自由を侵したら大変危険です。

https://twitter.com/hinodero0829/status/1266363530195812353?s=20

↓なんで大村知事がリコールされないとならないのか理解できない。

↓リコールをやろうとしている方々を桜を見る会に誰が呼んだの?

↓やめられるのは、愛知県民として困ります

↓リコールに賛成している人は大義っぽく見えるものを作り上げているだけなのでは?

大村知事のリコール賛成派の意見が、「表現の不自由展・その後」の展示内容やそれについてメディアがあまり報じないことへの批判であるのに対し、反対派の意見としては、大村知事は職務を全うしているだけでありリコールされる理由が見当たらない、愛知県民として困惑している、など様々です。
また、SNSで運動に賛同した大阪府の吉村洋文知事についても、行政の長の発言として疑問を呈する声が上がっています。



愛知県大村秀章知事のリコールは成立する?まとめ

新型ウィルス感染症の対応に追われる状況の中で起こったリコール問題に多くの人が困惑しているようですね。

リコール運動の理由が芸術作品の展示内容についてのことであるため、「不要不急」の外出を控えるよう求められている中、早急に動かなければならない事案であるかは疑問です。

多くの人がこの運動に違和感を覚え、ツイッター上ではリコール運動に反対するハッシュタグ「#大村知事リコールに反対します」がトレンド入りし、「#大村知事のリコールを支持します」のツイート数を上回っています。

外出自粛が続く未曾有の状況下でどれほどの署名が集まるのか、リコールは成立するのか、今後の動向に注目ですね。