2021年7月23日、台風8号が発生しました。

日本の南東の温かい海の上で成長し、強い勢力に育った台風8号が日本へ上陸する進路予想となっています。

2021年8番目となるこの台風8号はアジア名を”ニパルタック(ネパルタック)・NEPARTAK”と言い、ミクロネシアで有名な戦士の名前に由来しています。

観測された情報によると、台風8号(ニパルタック、ネパルタック)は中心気圧は990hPa、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルと大型クラスの台風です。

▼7月23日のtenki.jpおり最新情報はこちら▼

23日(金)午後9時、南鳥島近海で台風8号「ニパルタック」が発生しました。中心気圧は998hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sとなっています。台風8号は今後、日本の南を北よりに進む見通しです。

27日頃には、北日本と東日本に接近する恐れがあり、今後の台風の動向に注意が必要です。

出典:tenki.jp(https://tenki.jp/forecaster/deskpart/2021/07/23/13342.html)

台風情報、予想進路については常に気を配り、また対策として物資や避難情報の準備を早い段階で済ませておくようにしてください。

この記事では強い勢力が見込まれる台風8号について、

  • Windy、米軍(JTWC)、ヨーロッパ(ECMWF)の最新の進路予想
  • 勢力(風や雨の強さ)について
  • 日本各地の上陸時期

といった情報をお届けします。

※なお自分で最新の情報を確認したい場合は、以下のサイトから見ることができます!
詳しい見方などについてスクロールした先で解説してまいりますので、わかりにくい場合は下にお進みください!

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台風8号(ニパルタック、ネパルタック)のWindyの最新進路予想

台風8号ニパルタック(ネパルタック)の進路予想、まずはこちらWindyの観測情報から。

▼左下の再生ボタンを押す事で、風や雨雲の予想進路を確認することができます。

  • 2021年7月26日(月)頃から関東を中心に雨雲が発生。これは台風の接近に伴い、南から暖かく湿った空気が流れ込むからと考えられます。
  • 勢力を保った台風8号は、太平洋側を北上し、北関東、東北方向へ接近します。
  • 通常の台風のように綺麗な円形ではなく、不規則な形の雨雲を伴って進むため、地域によっては局所的に強い雨が長く続く可能性があります。
  • 7月28日の昼頃には秋田県の西方の海上へ抜けて、熱帯低気圧へと変わる見込みです。

台風の直撃に備え、食料品や防災グッズを備蓄・点検しておくようにしましょう!



台風8号(ニパルタック、ネパルタック)の米軍(JTWC)の最新進路予想

▼画像左の「TS 11W ”NEPARTAK”」が今回の台風8号ニパルタック(ネパルタック)です

2021年台風6-8号進路予想_JTWC
画像出典:https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html

2021年7月27日(火)PM11:00時点の米軍(JTWC)最新進路予報

JTWC_NEPARTAK_20210727_2250

画像出典:https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html

※画像内の数字の見方

27/06Z → 7月27日の6時(UTC,世界標準時)

UTC(世界標準時)を日本時間にするには、9時間プラスすれば良いので、27/06Zは7月27日の15時の予報円と見る事ができます!

米軍(JTWC)の台風進路予想を読み解く
米軍JTWCの台風進路予想によると、日本時間7月27日の午前3時に東北地方へ上陸。宮城県を中心に岩手県、福島県などが暴風域にはいります。
その後、7月28日15時にかけて、秋田県、山形県を中心に雨を降らせながら、西の日本海方向へ抜けていきます。
またその途中で勢力は弱まり太平洋高気圧へ変わると予想されています。

※米軍(JTWC)の予測に関しては、更新情報があり次第、追記していきたいと思います。

※台風の強さは、国立情報学研究所の下記の表を参考にしています。

気象庁の階級 最大風速(10分平均) 国際分類 クラス(階級)
ノット (knots) 秒速 (m/s) 時速 (km/h)
低圧部 中心が明確ではない Low Pressure Area
熱帯低気圧 – 33 – 17 – 62 Tropical Depression (TD) 2
台風 34 – 47 18 – 24 63 – 88 Tropical Storm (TS) 3
48 – 63 25 – 32 89 – 118 Severe Tropical Storm (STS) 4
強い台風 64 – 84 33 – 43 119 – 156 Typhoon (TY) or Hurricane 5
非常に強い台風 85 – 104 44 – 53 157 – 192
猛烈な台風 105 – 54 – 193 –

引用元:http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/help/unit.html.ja



台風8号(ニパルタック、ネパルタック)のヨーロッパ(ECMWF)の最新の進路予想

次にヨーロッパの進路予報を見てみましょう!

2021年7月27日(火)夜から2021年7月28日(水)午前中にかけて関東の東から西へ向けて接近・上陸する進路予想になっています!
進路によっては気象庁の1951年の統計開始以来初めて宮城県に初めて、台風が東北地方に太平洋側から上陸する可能性もあります。

色で台風の強さを秒速で確認できます!下の図を参考に見てみてください(^-^)

2021年7月27日(火)PM11:00時点の進路予報

ヨーロッパ(ECMWF)の進路予想では、千葉県の南東の海上に迫ってきた台風8号は千葉県~茨城県の太平洋側から本州へ上陸する予想となっています。

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台風8号(ニパルタック、ネパルタック)の勢力(風や雨の強さ)はどれくらい?

台風8号は、中心気圧は990hPa、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルとなっています。

近年の大型化している台風と比較すると勢力としてはおとなしいですが、南の暖かい海上を進み湿った空気を運ぶため、関東周辺で雨雲が発達しやすくなっています。
風は弱く、停電や倒壊の恐れはありませんが、降水量が多くなることが予想されますので土砂災害、地下街などの浸水、道路の冠水、河川の増水や氾濫に注意、警戒が必要です。

28日(水)18時までの24時間に予想される雨量は、多い所で東北地方で180ミリ、関東甲信地方、北陸地方で80ミリと言われています。

記録的な大雨となる可能性がありますので、事前の避難準備、経路の確認を行っておくようにしましょう。



日本各地の上陸時期は?

今回の台風8号は、「本州を東から西へ進む」という珍しい進路が予想されています。
千葉県の東の海上を北西方向へ進み、茨城県北部から福島、宮城へかけての上陸が警戒されます。

また台風が運ぶ湿った空気により、関東から東北の広い地域では大雨や強風、高波への注意が必要となります。

上陸時期は、2021年7月27日(火)夜から2021年7月28日(水)午前中にかけてで、強い雨と風により都市部では朝型の都心部の交通ダイヤへの影響も懸念されます。
余裕を持った通勤スケジュールを組むようにしましょう。

雨が長期間降った場合には、河川の増水や土砂崩れへの注意も必要です。

地域の防災情報をもとに安全確保に努めてください。

▼落雷対策用の耐電サージ機能付きタップ

▼雷ガード付きの延長コードは普段使いにも便利

▼停電対策のLEDランタンは一家に一台は欲しいところ

▼防災ラジオ&手回し充電器は災害時に活躍します

よく勘違いされている方が多いのですが、「避難所にいけば水や食料をもらえる」というのは誤りです。

避難所は比較的安全な場所を提供してくれるだけなので、基本的にすべて自分たちで準備・解決するしかありません。
食料もそうですが、毛布やタオルもすべて持参が望ましいです。
一晩程度の短期的な避難であれば、パンやカップ麺を持参して過ごすのが良いでしょう。

お客様気分で避難して、あれこれ自治体の職員に対応を丸投げしてしまうと、思わぬ恥をかきますので気を付けましょうね。

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まとめ

  • 台風8号(ニパルタック、ネパルタック)のWindy、米軍(JTWC)、ヨーロッパ(ECMWF)の最新の進路予想
  • 台風8号(ニパルタック、ネパルタック)の勢力(風や雨の強さ)について
  • 日本各地の上陸時期

についてご紹介しました。

台風は非常に強い風雨により物的・人的な被害を及ぼす可能性があります。
まだ接近まで時間があるからと油断せず、十分に気をつけた行動を心がけてください。

海や河川の近くに出かけて様子を見るといった行為は大変危険です。
不要不急の外出は避け、雨戸を閉めたり、養生テープを使ったガラスの補強で身を守るようにしましょう。

雨が続く時は、

  • 土砂崩れ
  • 河川の氾濫
  • 高潮や高波
  • 地盤の緩み
  • 強風や雷による停電

といった、二次災害にも備えておくようにしましょう。

  • 事前の把握
  • 周囲への呼びかけ
  • 万が一の備え

が命を左右することに繋がります!
水道や電気、ガスなどのライフラインが絶たれることに備え、防災グッズはしっかり点検・準備しておきましょう。

この情報が参考になってくれれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

どうぞ安全にお過ごしください。

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