2021年7月24日、台風6号の沖縄本島上陸が報道されました。

温かい海の上で成長し、強い勢力に育った台風6号。その後の進路が気になるところです。

2021年6番目となるこの台風6号はアジア名を”インファ・IN-FA”と言い中国語で「花火(烟花)」を意味します。

観測された情報によると、台風6号(インファ)は中心気圧は950hPa、中心付近の最大風速40m/s、最大瞬間風速60m/sと非常に強い大型の台風と予想されています。

最大瞬間風速60m/sというのは「猛烈な風」に部類されるレベルの強風です。
屋外での活動は非常に危険であり、建設途中のビルの崩落や立て看板が吹き飛ぶケースがあるほか、走行中のトラックが転倒するなどの被害が考えられますので、窓ガラスの補強や停電などへの早い段階での備えが必要になります。

▼7月24日のtenki.jpおり最新情報はこちら▼

大型で強い台風第6号は、24日15時現在、久米島の西北西約260kmにあって、北北西へ毎時15kmで進んでいます。

中心気圧は950hPa、中心付近の最大風速は40m/sです。

この台風は、25日15時には東シナ海に達し、26日15時には華中に達するでしょう。

台風はこの後、熱帯低気圧に変わる見込みです。台風周辺地域および進路にあたる地域は暴風や大雨に、台風の進路にあたる海域は猛烈なしけに厳重な警戒が必要です。

出典:tenki.jp(https://tenki.jp/bousai/typhoon/2106/)

台風情報、予想進路については常に気を配り、また対策として物資や避難情報の準備を早い段階で済ませておくようにしてください。

この記事では強い勢力が見込まれる台風6号について、

  • Windy、米軍(JTWC)、ヨーロッパ(ECMWF)の最新の進路予想
  • 勢力(風や雨の強さ)について
  • 日本各地の上陸時期

といった情報をお届けします。

※なお自分で最新の情報を確認したい場合は、以下のサイトから見ることができます!
詳しい見方などについてスクロールした先で解説してまいりますので、わかりにくい場合は下にお進みください!

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台風6号(インファ)のWindyの最新進路予想

台風6号インファの進路予想、まずはこちらWindyの観測情報から。

▼左下の再生ボタンを押す事で、風や雨雲の予想進路を確認することができます。

  • 2021年7月24日(土)に沖縄へ上陸した台風6号は中心気圧が950hPa(ヘクトパスカル)、最大瞬間風速60メートル級と観測とされています。
  • 特徴なのは非常にゆっくりした速度で進んでいること。時速15kmほどと、自転車並みの速度で東から西へ向けて進んでいっています。
  • 24日土曜の日中~夜にかけて沖縄・奄美地方に強い雨風をもたらしたあと後、北西へ抜けて、そのまま中国本土へ到達する予想です。

台風の直撃に備え、食料品や防災グッズを備蓄・点検しておくようにしましょう!

また台風が接近する日の外出は控え、河川や土砂災害の恐れがある場所には近づかず、早めの避難を心がけるなど、命を守る行動を取るようにしてください!

ちなみに予想されている最大瞬間風速60メートルで予想される風害現象は

  • 電話ボックスや自動販売機が倒れたり、移動する
  • 街路樹の枝や幹が折れる
  • 看板が吹き飛ぶ
  • 電柱や街灯が倒れる
  • ブロック壁が倒壊する
  • 木造住宅が倒壊する
  • 鉄骨構造物が変形する

となっており、基本的に屋外での行動が危険な状態となります。



台風6号(インファ)の米軍(JTWC)の最新進路予想

▼画像左の「TS 09W ”IN-FA”」が今回の台風6号インファです

2021年台風6-8号進路予想_JTWC
画像出典:https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html

2021年7月27日(火)PM11:00時点の米軍(JTWC)最新進路予報

JTWC_20210727_2250 JTWC_20210727_2250_2

画像出典:https://www.metoc.navy.mil/jtwc/jtwc.html

※画像内の数字の見方

26/06Z → 7月26日の6時(UTC,世界標準時)

UTC(世界標準時)を日本時間にするには、9時間プラスすれば良いので、26/06Zは7月26日の15時の予報円と見る事ができます!

米軍(JTWC)の台風進路予想を読み解く
米軍JTWCの台風進路予想によると、日本時間7月24日から7月26日に掛けて沖縄本土に上陸後、北西の海上へ抜け、中国・上海の方向へ進んでいきます。
その後、勢力は弱まり太平洋高気圧へ変わると予想されています。

※米軍(JTWC)の予測に関しては、更新情報があり次第、追記していきたいと思います。

※台風の強さは、国立情報学研究所の下記の表を参考にしています。

気象庁の階級 最大風速(10分平均) 国際分類 クラス(階級)
ノット (knots) 秒速 (m/s) 時速 (km/h)
低圧部 中心が明確ではない Low Pressure Area
熱帯低気圧 – 33 – 17 – 62 Tropical Depression (TD) 2
台風 34 – 47 18 – 24 63 – 88 Tropical Storm (TS) 3
48 – 63 25 – 32 89 – 118 Severe Tropical Storm (STS) 4
強い台風 64 – 84 33 – 43 119 – 156 Typhoon (TY) or Hurricane 5
非常に強い台風 85 – 104 44 – 53 157 – 192
猛烈な台風 105 – 54 – 193 –

引用元:http://agora.ex.nii.ac.jp/digital-typhoon/help/unit.html.ja



台風6号(インファ)のヨーロッパ(ECMWF)の最新の進路予想

次にヨーロッパの進路予報を見てみましょう!

2021年7月24日(日)未明から7月25日(月)午前中にかけて沖縄本土を横断していく進路予想になっています!

色で台風の強さを秒速で確認できます!下の図を参考に見てみてください(^-^)

2021年7月27日(火)PM11:00時点の進路予報

沖縄・奄美地域を東から西へ抜けていく進路を通り、中国・上海方面へ抜ける予想となっています。
米軍(JTWC)やWindyと似たような進路予想となっているため、周辺地域にお住まいの方は十分に備えておきましょう!



台風6号(インファ)の勢力(風や雨の強さ)はどれくらい?

台風6号は、最大瞬間風速60メートルが予想される、大型で非常に強い規模の台風となっています。

最大瞬間風速60メートルは一般に「非常に強い」に分類されるクラスの台風の勢力となります。

歴代の甚大な被害を与えた台風に比べると小さな数字に見えますが、これでも十分な強さとなりますので決して油断せず、細心の注意をもって備えておきましょう。

▼気象庁の歴代全国ランキング「最大瞬間風速」

気象庁|最大瞬間風速ランキング
出典:気象庁(https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/rankall.php)



日本各地の上陸時期は?

各国の台風6号の予想進路を見ていきますと、2021年7月24日(土)から2021年7月25日(日)にかけて、沖縄・奄美地方に上陸し、そのまま西の海上へ抜けていくルートを辿ります。
そのため、九州および本州への上陸は避けられる形です。
ただし、台風の動きに伴って前線が活発化するため、九州の南部では雨や風の影響が考えられます。

雨が長期間降った場合には、河川の増水や土砂崩れへの注意も必要です。

地域の防災情報をもとに安全確保に努めてください。

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よく勘違いされている方が多いのですが、「避難所にいけば水や食料をもらえる」というのは誤りです。

避難所は比較的安全な場所を提供してくれるだけなので、基本的にすべて自分たちで準備・解決するしかありません。
食料もそうですが、毛布やタオルもすべて持参が望ましいです。
一晩程度の短期的な避難であれば、パンやカップ麺を持参して過ごすのが良いでしょう。

お客様気分で避難して、あれこれ自治体の職員に対応を丸投げしてしまうと、思わぬ恥をかきますので気を付けましょうね。

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まとめ

  • 台風6号(インファ)のWindy、米軍(JTWC)、ヨーロッパ(ECMWF)の最新の進路予想
  • 台風6号(インファ)の勢力(風や雨の強さ)について
  • 日本各地の上陸時期

についてご紹介しました。

台風は非常に強い風雨により物的・人的な被害を及ぼす可能性があります。
まだ接近まで時間があるからと油断せず、十分に気をつけた行動を心がけてください。

海や河川の近くに出かけて様子を見るといった行為は大変危険です。
不要不急の外出は避け、雨戸を閉めたり、養生テープを使ったガラスの補強で身を守るようにしましょう。

雨が続く時は、

  • 土砂崩れ
  • 河川の氾濫
  • 高潮や高波
  • 地盤の緩み
  • 強風や雷による停電

といった、二次災害にも備えておくようにしましょう。

  • 事前の把握
  • 周囲への呼びかけ
  • 万が一の備え

が命を左右することに繋がります!
水道や電気、ガスなどのライフラインが絶たれることに備え、防災グッズはしっかり点検・準備しておきましょう。

この情報が参考になってくれれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

どうぞ安全にお過ごしください。

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