お家探しをする際、さまざまな条件があると思いますが「臭い」や「音」を気にして飲食店に隣接する物件は避ける人が多いのではないでしょうか。

しかしある日自分の家の隣に焼き肉店が開店したらどうでしょう。

家の中にまで臭いや煙が入ってきて、洗濯物にも臭いがついて困りますよね。

自民党の伊藤信太郎衆院議員と焼き肉店との間でトラブルが発生し、裁判沙汰にまで発展していることが報じられ、話題を呼んでいます。

そこで今回は伊藤信太郎議員について調べてみました。





伊藤信太郎議員のプロフィール

まず伊藤信太郎議員のプロフィール・経歴をみてみましょう。

プロフィール

名前:伊藤信太郎(いとう しんたろう)

生年月日:1953年5月6日(70歳)

出生地:宮城県加美郡加美町

出身地:東京都

所属政党:自由民主党

お父様は衆議院議長、科学技術庁長官などを歴任した伊藤宗一郎さんです。

経歴

学歴は、

慶應義塾幼稚舎

慶應義塾普通部

慶應義塾高等学校

慶應義塾大学経済学部経済学科

卒業後、慶應義塾大学大学院法学研究科へと進み政治学について研究。

修了後、ロサンゼルスにあるAFI(アメリカン・フィルム・インスティチュート)先端映画テレビ研究センターで映画監督プログラムを修了されました。

日本人として初めて入学許可を得たのが伊藤信太郎議員だそうで、既に大学や大学院教育を終え映画製作に関わったことのある世界中から集まった人達に混ざって学んでいたそうです。

翌年1980年にハーバード大学大学院に入学し、人文学修士課程を修了されました。

留学中にお父様の選挙があったため、3日間だけ選挙の手伝いのために帰国し、投票日の朝に開票を待たずにボストンへ戻り、そのまま大学の授業に直行したことがあるそうです。

さらに翌年、ソルボンヌ大学(旧パリ大学)で勉学に励んだようです。

お父様が国会議員ということもあり、幼少期からエリート教育を受けられており留学経験も豊富に積まれていますね。

そのため語学も堪能で英語、フランス語、イタリア語、中国語を話せるようです。

役職

伊藤信太郎議員のこれまでの役職を紹介します。

前職

1981年 防衛庁長官に就任した父・伊藤宗一郎の秘書官
1985年 国際ニュース番組「CNNデイウォッチ」メインキャスター
1995年 玉川大学大学院非常勤講師
1996年 衆議院議長政務担当秘書
1997年 財団法人宮城総合研究所 理事・副所長
2001年 東北福祉大学教授
2001年 宮城四区衆議院議員補欠選挙 初当選
2003年 宮城四区衆議院議員選挙 二期目当選
2005年 宮城四区衆議院議員選挙 三期目当選
2005年 外務大臣政務官
2008年 外務副大臣
2009年 パソナグループ特別顧問
2012年 宮城四区衆議院議員選挙 四期目当選
2013年 衆議院環境委員会 委員長
2014年 衆議院東日本大震災復興特別委員会 委員長
2014年 宮城四区衆議院議員選挙 五期目当選
2017年 宮城四区衆議院議員選挙 六期目当選

留学から帰国後、そのまま国政に携わることができたのは政治家として華々しいスタートですよね。

現職

衆議院農林水産委員会(委員)
衆議院環境委員会(委員)
衆議院消費者問題に関する特別委員会(筆頭理事)
衆議院東日本大震災復興特別委員会(委員)
自由民主党広報本部(本部長代理)
自由民主党東日本大震災復興加速化本部(常任幹事)
自由民主党農林・食料戦略調査会(副会長)
自由民主党中山間地農業を元気にする委員会(委員長)
自由民主党文化立国調査会(副会長)
自民党たばこ議員連盟
日韓議員連盟(事務局長)
神道政治連盟国会議員懇談会
TPP交渉における国益を守り抜く会
日米欧総合安全保障議員協議会
東北地方に医学部の新設を推進する議員連盟
自由民主党観光産業振興議員連盟
日本・EU友好議員連盟
自民党タクシー・ハイヤー議員連盟
世界銀行国会議員連盟
自民党行政書士制度推進議員連盟
リニアコライダー(先端線型加速器)国際研究所建設推進議員連盟
自民党建設設計議員連盟
たたみ振興議員連盟
少林寺拳法振興議員連盟
自民党看護問題対策議員連盟
自民党LPG対策議員連盟
文化芸術振興議員連盟(事務局長)
自由民主党伝統文化委員会(事務局長)

非常に多くの連盟に携わっていますね。伊藤信太郎議員は「政治の究極の目的は、すべての人が幸せに生きることができる社会を創ることにある」と述べており、そうした政治への真摯な思いから、多くの問題に取り組んでいるのかもしれませんね。



焼き肉店とのトラブルとは?

焼肉店とのトラブルの概要をお伝えします。

週刊新潮の報道

すべての人の幸せを願い、政治に熱い思いを持つ伊藤信太郎議員ですが、ご自宅に隣接する焼き肉店の「臭い」や「騒音」を巡って裁判沙汰になっていることが報じられました。

↓伊藤議員と焼肉店とのトラブルを伝えるツイート

飲食店からの「臭い」や「音」が原因で、近隣住民とのトラブルが発生してしまうことが少なくないので、営業者側は出店する際に事前に臭気や騒音の対策を取っておく必要がありますが、どの程度の対策が取られていたのかは不明です。

店側が3回の改修工事を行ってもなお伊藤信太郎議員を納得させることはできず、ファンやダクトの使用を禁じるよう仮処分命令が下されました。

仮処分命令を下されたにも関わらず店側がファンやダクトを使用して営業を続けていたことが判明したため、伊藤信太郎議員はファンやダクトを使用して営業する場合は1日150万円の支払いを命ずる「間接強制」を申立てました。

金銭の支払いを命じて心理的に圧迫することで義務の履行を強制する方法、「間接強制」としていることから、伊藤信太郎議員の目的が金銭ではなくファンやダクトの使用禁止に限ることは明白です。

仮処分命令が下されても営業を継続させるとはとても強引ですよね。

伊藤信太郎議員のコメント

この件に関して、ご自身のツイッター・ブログでコメントをしています。

週刊新潮の記事には掲載されていなかったり、事実と異なる部分があるようですね。

伊藤議員からの言い分は

  • 港区が騒音計測したところ東京都環境確保条例に基づく基準値を超えていた
  • 騒音の是正を焼肉屋と何度も交渉しましたが、合意には至らなかった
  • 裁判所の審尋が行われる中で焼肉屋が改善策を行ったものの、条例基準値をクリアするに至らない程度の改善策であったことから裁判所が発令をするに至った
  • 仮処分に対して不服申し立てもせずに、裁判所の命令を無視して営業を続けた

とあります。

伊藤信太郎議員は店側のみの言い分のみが取り上げられて掲載されていることや、焼き肉店とご自身しか知りえない手続きを週刊誌が把握していることにも疑問を呈しています。

後から自分の家の隣にやってきた焼き肉店が、深夜まで基準値を越える騒音や臭いを出し続けるという状況は、多くの人は気が滅入ってしまうのではないでしょうか。



世間の評判

新型ウィルス感染症拡大の影響で窮地に陥っている飲食店をイジメている、と書かれてしまった伊藤信太郎議員ですが、世間の評判はどうでしょうか。

↓恐喝ではないのか?とのツイート

↓酷過ぎる!というツイート

↓2世議員だった!というツイート

↓議員宿舎に移ったら?というツイート

↓悪質なクレーマーだというツイート

↓自分ちの隣に焼肉屋が来たら嫌だよねというツイート

↓この報道はメディアが悪質過ぎるというツイート

↓裁判所の命令を無視した焼肉店が悪いとツイート

インパクトのある見出しに、焼き肉店の言い分だけが掲載された記事ということもあり、1日150万円の支払いを命じたことを「恐喝」や「やくざ」と捉えた人が多いようですね。

 

伊藤信太郎議員のプロフィールは?まとめ

華々しい経歴を持ち、東日本大震災の復興支援や新型ウィルス感染症対策による経済損失への支援に尽力していた伊藤信太郎議員ですが、段階を踏んで法的措置を取ったにも関わらずご近所トラブルでバッシングされるとは気の毒ですね。

自民党への風当たりが強いことがさらに伊藤信太郎議員への批判を高めているようです。

訴えられることが大変多いことで知られる週刊新潮の掲載記事ということもあり、冷静に読み解く必要があるのかもしれません