松竹映画100周年記念映画「キネマの神様」

原作は、原田マハの同名小説です。「男はつらいよ」シリーズの山田洋次監督がメガフォンをとりました。

「幸福の黄色いハンカチ」は第1回日本アカデミー賞で最優秀作品賞を受賞。「釣りバカ日誌」シリーズの脚本を手掛け、「たそがれ清兵衛」、「隠し剣 鬼の爪」、「武士の一分」などの時代劇映画も手掛ける松竹を代表する名監督です。

近作は、「男はつらいよ お帰り寅さん」2019年。

劇中に登場する食堂は、山田監督が50年代に助監督をしていた頃、よく通っていた食堂で、山田監督が歩んできた日本映画界が描かれています。娯楽の王道を極めた映画造りに、熱い情熱を注いだ青春時代を描きたく本作に挑みました。

今回は、映画「キネマの神様」原田マハ原作と違う?出てくる映画作品やラストネタバレは?について紹介していきます。





映画「キネマの神様」あらすじ

※画像引用  Twitter映画『キネマの神様』公式 (@kinema_kamisama) twitter.com

無類のギャンブル好きのゴウ。競輪競馬、徹夜マージャンが好き。

ある日、徹夜マージャンから帰宅後に体調不良となり病院へ行くとそのまま入院になったゴウ。

入院がきっかけで、ゴウの借金が発覚します。借金先は、金融機関のほかに淑子の旧友からもあった。

妻の淑子と娘の歩にも見放されるほどのダメ親父振りのゴウ。

ギャンブル以外の趣味の映画は、題名を聞くだけで物語が思い浮かぶほどの根っからの映画ファンでした。

 

父が倒れた日は、なんの偶然か歩みが17年間働いた会社を退職した日。

会社で初めての女課長となり、イケイケだったが上層部から疎まれ閑職に左遷されたため退職を決意しました。

 

行きつけの映画館の館主テラシンとは、かって映画撮影所の仲間だった。

ゴウは、初監督した映画撮影初日に転落事故を起こし大怪我をしてしまいます。そのため、映画はお蔵入りに。

 

50年後、歩の息子の勇太(前田旺志郎)が、古びた映画の脚本を発見します。

タイトルは「キネマの神様」。それは、ゴウの転落事故でお蔵入りになってしまった作品。勇太は、作品の面白さにひかれ現代に書き直し脚本賞に応募することをゴウに提案します。

 

最初は、半信半疑でどうしたものか考えるゴウであったが、自分が手掛けた作品と向き合う中で忘れかけていた夢や青春を取り戻してゆくのでした。

特報はこちら。

(c)2021「キネマの神様」製作委員会

ラッドと菅田将暉のコラボ主題歌の予告編はこちら。

(c)2021「キネマの神様」製作委員会

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映画「キネマの神様」キャスト

※画像引用  Twitter映画『キネマの神様』公式 (@kinema_kamisama) twitter.com

ゴウには、映画出演が2回目となる志村けんが予定されていました。

(映画出演作1本目は「鉄道員」)2020年3月、コロナウイルスによる肺炎で志村けんは亡くなる訃報が知らされました。撮影は、過去と現在のパートに分けられ菅田将暉主演の過去パートが終わった直後の出来後でした。

 

志村けんから、急遽代役となった沢田研二は、70年代一世風靡した、お笑い番組「8時だよ!全員集合」などで、志村けんと共演したこともあります。志村けんと沢田研二が出演する冠ラジオ番組もあり、旧知の仲の二人。

志村けんの意思を継ぎ、オリジナルのゴウを演じる沢田研二は一見の価値があるでしょう。

 

円山郷直 通称ゴウ 無類のギャンブル好き 趣味は映画 - 沢田研二

ゴウ(青年時代) – 菅田将暉

 

円山淑子 ゴウの妻 淑子(青年時代) – 永野芽郁

 

寺林新太郎 テラシン キネマ映画館『テアトル銀幕』の館主(青年時代) - 野田洋次郎

 

出水宏 - リリー・フランキー

 

水川 – 志尊淳

 

勇太 – 前田旺志郎

 

桂園子 – 北川景子

 

ほかに、

松尾貴史、広岡由里子、北川雅康、原田泰造、片桐はいり、迫田孝也、近藤公園、豊原江里佳、渋谷天笑、渋川清彦、松野太紀、曽我廼家寛太郎らの多彩なキャストになっています。



映画「キネマの神様」原作との違い

※画像引用https://www.amazon.co.jp/

原田マハの原作小説よりも、映画の方が青春時代を回送する部分を多くしていることです。

原作小説では、青春を回想シーンはほとんどなく脚本も担当した山田監督がより映画を面白くするために加筆修正したと思われます。

原作はAmazonや楽天市場で購入ができます。

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映画「キネマの神様」劇中作

ニュー・シネマ・パラダイスライフ・イズ・ビューティフルは、テラシンの映画館で上映されていた二本立て映画。

「ニュー・シネマ・パラダイス」は、1988年のイタリア映画。中年を迎えた映画監督が、映画に魅せられた少年時代と青年時代の恋愛を回想する物語でなにか「キネマの神様」に近いテーマです。

「ライフ・イズ・ビューティフル」は、1997年のイタリア映画。第二次世界大戦下のユダヤ人迫害(ホロコースト)を、ユダヤ系イタリア人の親子の視点から描いた作品です。

どちらの作品もAmazonプライムビデオでの配信やブルーレイの販売があるのでチェックしておくとより「キネマの神様」を楽しむことができます。

 

 

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映画「キネマの神様」まとめ

※画像引用  Twitter映画『キネマの神様』公式 (@kinema_kamisama) twitter.com

個人的には、コロナ過でなくなってしまった志村けんが、主演したらどんな映画になったのか、、。

とても、残念です。

しかし、長年公私を共にしてきた沢田研二が演じるゴウにも興味が沸きます。

松竹映画100周年記念映画「キネマの神様」は、コロナ過で撮影が遅れたり公開延期となりましたが2021年8月にようやく劇場公開されます。

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