こんにちは。

柔道経験者のはっしーと申します。
実は柔道二段を持っています。

とは言うものの、最近道場に顔を出していないので、かなり鈍っていると思います^^;

最近気になるのは、やはり東京オリンピックの柔道競技です。

東京五輪を来年に控え、選手達も代表入りを目指し調整をしていることでしょう。
日本のお家芸、柔道も選手層が厚く代表入りするにも一苦労といったところでしょう。

女子柔道48㎏級は谷(旧姓田村)亮子が長年戦ってきた階級で、ロンドンオリンピックでは今川(旧姓福見)友子が出場し、リオデジャネイロオリンピックでは、近藤亜美選手が代表を努めてきたクラスです。

近年このクラスで力をつけてきたのが渡名喜風南選手です。
ライバルで同じ歳の近藤亜美選手より結果が出ている事から、世界選手権では渡名喜選手が代表を務めました。

このまま、オリンピック代表は渡名喜風南選手で決まってしまうかに思われた48㎏級ですが、角田夏実選手が52㎏級から階級を変更してきて、48㎏級に名乗りを上げました。

角田夏実選手は、52㎏級で、阿部詩選手、志々目愛選手と三つ巴の戦いを繰り広げてきましたが、阿部、志々目両選手の実績から、8月の世界選手権代表からは外されていました。

ここに来て最後の可能性にかけての階級変更です。
そこで、角田夏実選手について紹介していきたいと思います。
まずは、角田夏実選手の試合の動画をご覧ください





角田夏実選手の経歴

生年月日:1992年8月6日生まれ(32歳)
出身:千葉県八千代市
血液型:A型
身長:166㎝
段位:三段
組み手:左組
得意技:内股・巴投げ・寝技

小・中学校時代

小学校2年の時に父親の影響で、八千代警察署で柔道を始めます。
その後、河野道場も掛け持ちで通います。
小学校時代は、柔道の他に水泳も習っていたとのことで、習い事の忙しい小学生だったと見当がつきます。
中学は八千代松陰中学に入学。
2年生のとき、全国中学校柔道大会の44kg級に出場するが初戦で開始13秒ほどで一本背負投で敗れ、闘争心に火がつき近所の八千代高校にも稽古に行くようになります。
八千代高校は、全国大会の常連校で、次第に八千代高校へ進学したいと考えだす事に。
そのうち八千代松陰中学の柔道部は人数が少なく、もっと練習し八千代高校に進学する為に、なんと3年生の10月に中高一貫教育の八千代松陰中学から公立の勝田台中学に転校しました。

高校時代

念願叶い、八千代高校に入学。
2年生のとき

  • インターハイ52kg級 3位
  • 高校選手権52kg級 5位

3年生のとき

  • インターハイ52kg級 5位

インターハイが終わり、高校を卒業してから、柔道を続ける気がしなくなり、違う進路を考え始めていましたが、親から「柔道など目的を持って進学しなけれは大学など行く必要がない」と言われ、親と意見が合わない時期があったとのこと。

柔道部でも、「ケーキ屋さんになるから専門学校に行く」と顧問に話したら、「インターハイで3位になってるやつがケーキ屋さんなんかやるか」と怒られたそうです。
ちょうどその頃、東京学芸大から柔道部を強化したいので入ってもらえないかと声をかけられ、国立大なら、柔道を軽く続けながら勉強もできると思い、教員免許も取ろうと考え東京学芸大を目指すことに。

大学生時代

念願の東京学芸大学に進学。
勉強の合間に柔道の練習をする生徒が多数であったので、柔道好きが集まり自主性を尊重する練習環境の柔道部であったとのこと。
なので、練習も少なく休みも結構あったので、大学のOBに混ざって柔術にも参加。
徳井の寝技はこの柔術が深く影響しているとの事です。

3年生のとき

  • 学生体重別選手権 優勝
  • 国体成年女子の部 優勝
  • 講道館杯 5位

4年生のとき

  • 国体成年女子の部 優勝(2連覇)
  • 講道館杯 初戦敗退(膝の状態が悪化、強化選手から外れる)

社会人時代

2015年4月了徳寺学園所属となる
大学4年から悪くなった膝のせいで、講道館杯を初戦敗退したことで強化選手から外れ、状態がなかなか戻らない事から手術を行う事に。
了徳寺学園は強化選手しか採用しないということもあり、このまま強化選手に復帰できなければ次の仕事を探さないといけないと追いつめられていたとの事です。
また、この時柔道ができなくなることが辛い、やはり自分は柔道が好きなんだと見つめ直した時期でもあったそうです。

2016年は

  • 実業個人選手権 2位
  • 講道館杯 優勝
  • グランドスラム・東京 優勝

2017年は

  • グランドスラム・パリ 2位
  • 体重別選手権 2位(世界選手権代表に選出)
  • 世界選手権 2位
  • グランドスラム・東京 7位
  • ワールドマスターズ 7位

2018年は

  • グランドスラム・パリ 5位
  • 体重別選手権 優勝(世界選手権代表には選ばれず、アジア大会代表に)

  • グランプリ・ブダペスト 優勝

  • アジア大会 優勝
  • グランドスラム・大阪 2位

  • ワールドマスターズ 優勝

2019年は

  • グランドスラム・パリ 2位
  • 体重別選手権 優勝
  • グランプリ・ザグレブ 優勝

  • 実業個人選手権 優勝(48㎏級)
  • グランドスラム・ブラジリア 3位(52㎏級)
  • 講道館杯 優勝(48㎏級)
  • グランドスラム・大阪 3位

2020年になり

  • グランプリ・テルアビブ 優勝


角田夏実選手のギャップに萌え?

角田選手は可愛らしく、おしゃれだと言うことで、よくテレビに取り上げられています。
角田選手のオフショットの映像を見るとファンが増えるのでは?
ということで、猫好きな女子の角田選手をどうぞ御覧ください。



角田夏実選手の家族や恋人は?

まずは家族を紹介していきたいと思います。

父 角田佳之さん

千葉県八千代市で勝田台中央整骨院の経営者ということです。
また、八千代警察署でチビッコ柔道クラブの指導員、八千代市柔道協会の副理事長までつとめています。
柔道整復の専門学校で柔道部に所属していたこともあり、夏美さんを柔道に導いたのはお父さんでした。
角田選手が言うには、「父は口で説明するよりも、感覚で教えるタイプの人だったので、上手くできないときにはよく言い合いになることもあり、泣きながら練習をしていました」との事です。

母 角田五都子さん

お父さんと同じく勝田台中央整骨院を経営されているようです。
角田選手が言うには、夫婦仲が大変良いとのことです。

角田選手には5歳年上の姉がいます。
特に情報は入らなかったのですが、角田選手と同じく小さい頃はやんちゃだったとのことです。

恋人は?

角田選手を調べていると、加藤博剛さんの名前が上がります。
加藤博剛さんを調べてみると、
生年月日:1985年8月12日 (39歳)
出身:沖縄県石垣市
階級:男子90kg級
身長:174cm
段位:四段
得意技:巴投げ 背負投 寝技
所属:千葉県警察本部
親の仕事の都合で6歳のときに沖縄から東京都世田谷区に移り4年生で柔道を始めます。
国士舘高校→国士舘大→千葉県警と所属してます。
体重別選手権で優勝したり、国際大会でも入賞するなど、なかなかの実績の持ち主です。
巴投げに寝技、千葉県と角田選手とワードが揃っているところがあります。

さらに、角田選手との交際が疑われるのには、ツイッターやインスタグラムなどの投稿によるものです。

これは付き合っているとみて間違いないのでは?



角田夏実選手の得意技は?

角田選手の得意技を紹介します。

巴投げ

捨身技の代表格の巴投げ。
切れ味のある巴投げです。
投げた後にはすぐに関節技が来るおまけ付き

腕ひしぎ十字固め

角田夏実選手といえばやはりこれでしょう。
この技があるからこそ、巴投げに自信をもって入れてつながっていきます。



角田夏美は階級変更で東京オリンピック代表選手になれるか?まとめ

体重別選手権で阿部詩選手や志々目愛選手を破りながらも実績不足から世界選手権代表になれなかった角田夏実選手。
実力は折り紙付きで、48㎏級で渡名喜風南選手とどのような試合展開になるのかみてみたいです。
さらに、長身のダリア・ビロディド選手とどのように渡り合うのか見てみたいと思うのは私だけでしょうか?
まずは東京オリンピックに向けての第一関門、グランドスラム・大阪でどのような試合を見せてくれるのか楽しみです。

※1月25日追記

渡名喜風南選手が独走する女子48㎏級でどうなるのか見ものですが、着々と角田選手が48㎏級で結果を出していっています。

グランドスラム大阪で渡名喜風南選手と直接対決してアピールしたかったのでしょうけれども残念ながら3位に終わってしまいます。

2020年に入り、48㎏級で実績がないので、グランドスラム・パリには出場できませんが、代わりにグランプリ・テルアビブに出場し優勝しています。

現状、渡名喜風南選手が逃げ切りで代表決定になるかもしれませんが、角田選手が実力を見せてくれば、ひょっとしたら体重別選手権まで代表を決定せずにいるかもしれません。

まだオリンピックを諦めていない角田選手に注目です。