東京オリンピックの聖火リレーのルートが発表されました。
日本各地を回る聖火リレーは、地方にいながらオリンピックに参加できる貴重な体験です。

聖火は、2020年の3月12日にギリシャで採火され、12日~19日までギリシャ国内で聖火リレーが行われ、3月19日にギリシャのアテネ市で聖火引き継ぎ式を済ませた後、日本にやってきます。
2020年3月20日に宮城県、航空自衛隊松島基地に到着した聖火は東北の被災地を巡った後、日本各地に聖火リレーで回ってきます。

佐賀県の聖火リレーは長崎県から佐賀県の太良町に運ばれてスタートします。

前開催地、長崎県の聖火リレーの記事はこちら

長崎県の聖火リレー2021の日程とスケジュールは?ルートの詳細と見どころや実際の様子などご紹介

佐賀県は、全国で21番目に聖火リレーが行われます。

ルートや見どころについて、見ていきましょう。





佐賀県の聖火リレーの日程はとスケジュールは?

佐賀県の聖火リレーの日程は5月9日・10日になります。

5月9日のスケジュール

市町村 出発予定地 出発時間 到着予定地 到着時間
①太良町 大魚神社 海中鳥居前 9:00 道の駅太良 北側駐車場 9:29
②鹿島市 祐徳稲荷神社太鼓橋前 10:25 大村方工場団地入口 10:50
③嬉野市 うれしの茶交流館チャオシル 12:10 嬉野市保健センター前 12:34
④白石町 大弘寺 13:20 道の駅しろいし 13:44
⑤武雄市 武雄競輪場公園前 14:30 武雄温泉楼門 14:54
⑥有田町 旧有田町役場 跡地前 15:55 有田磁石場組合前駐車場 16:23
⑦伊万里市 国見台公園 17:25 市民センター 17:48
⑧玄海町 棚田広場 18:10 浜野浦の棚田展望台 18:29
⑨唐津市 市民会館前 19:10 H&R佐賀唐津横広場 19:38

5月11日のスケジュール

市町村 出発予定地 出発時間 到着予定地 到着時間
①基山町 基山町役場 9:00 基山小学校前 9:20
②鳥栖市 鳥栖スタジアム北広場  10:15 鳥栖スタジアム北側路上 10:36
③みやき町 北茂安小学校運動場 11:40 北茂安保健センター周回道路 12:04
④吉野ヶ里町・神埼市 吉野ヶ里歴史公園東口駐車場 13:00 王仁博士顕彰公園 13:46
⑤上峰町 上峰町中央公園 14:00 上峰町役場 14:16
⑥小城市 小城駅 15:55 村岡総本舗羊羹資料館前 16:18
⑦多久市 多久高等学校正門前 17:10 多久駅 北口 17:31
⑧大町町・江北町 リサイクルショップ前 18:20 江北町観音下交差点東 国土交通省掲示板前 18:44
⑨佐賀市 佐賀市役所 19:55 県立博物館 美術館前 20:25


5月10日(日)のルートの詳細と見どころ・周辺グルメは?

①太良町

ルートの詳細

佐賀県のスタートは、太良町。

大魚神社の海中鳥居前から、道の駅太良までを走ります。

スタート地点でもある海中鳥居は、潮の満ち引きを体感できる場所で、太良町の見どころNo.1と言っても過言ではありません!

実際の様子

②鹿島市

ルートの詳細

鹿島市は、祐徳稲荷神社太鼓橋前から大村方工場団地入口までのルートです。

祐徳稲荷神社は江戸時代に創建され、衣食住の守護神がいると言われています。

実際の様子

③嬉野市

ルートの詳細

嬉野市では、うれしの茶交流館チャオシルから嬉野市保健センター前までを走ります。

嬉野温泉は、「日本三大美肌の湯」の1つ。

日帰り入浴できる宿も多いので、ぜひ立ち寄ってみてはいかがですか?

実際の様子

④白石町

ルートの詳細

白石町は、大弘寺から道の駅しろいしまでを走ります。

白石町で古くから食べられている郷土料理に、須古寿しがあります。

500年もの歴史がある郷土料理で、見た目もかわいいのでおすすめですよ!

実際の様子

⑤武雄市 

ルートの詳細

武雄市は、武雄競輪場公園前から武雄温泉楼門までのルートです。

武雄市にある御船山楽園は、2,000本の桜が咲き、九州最大のライトアップがされる場所。

一年を通し、四季折々の自然を楽しめるところです。

実際の様子

⑥有田町

ルートの詳細

有田町は、有田町役場東出張所前から有田磁石場組合前駐車場までのルート。

有田町といえば、日本が誇る焼き物「有田焼」が有名ですね。

有田焼のカップでコーヒーの飲めるカフェも、有田町にはたくさんあります。

実際の様子

⑦伊万里市

ルートの詳細

伊万里市は、国見台公園から市民センターまでを走ります。

伊万里市の焼き物「伊万里焼」も、有名ですが、伊万里といえば伊万里牛もオススメです。

また、伊万里バーガーも美味しいですよ。

実際の様子

⑧玄海町

ルートの詳細

玄海町は、棚田広場から浜野浦の棚田展望台までを走ります。

玄海町といえば、コース上にもなる浜野浦の棚田と玄海原子力発電所の町です。

玄海原子力発電所には玄海エネルギーパークがあり、子どもたちが遊べるスペースや原子力発電について学べるコーナーもあります。

実際の様子

⑨唐津市

ルートの詳細

1日目の最後となる唐津市は、市民会館前からH&R佐賀唐津横広場までを走ります。

ゴールのホテル&リゾート佐賀唐津横広場では、セレブレーションが行われる予定です。

唐津市の「呼子の朝市」は大正時代から毎日続く伝統的な朝市で、三大朝市の1つ。

国の天然記念物に指定されている奇岩景勝地「七ツ釜」も、ぜひ見てみてくださいね!

ゴール地点近くには、日本3大松原の一つ、虹の松原があります。
市内の鏡山からは素晴らしい虹の松原が一望できます。

また、宝くじファンが忘れてはいけないのは唐津市の沖合に浮かぶ高島にある宝当神社でしょう。

これまで、ここに参拝した方で高額当選された方が多くいらっしゃり、宝くじシーズンになると、多くの参拝者が訪れます。

宝当神社へは、唐津城近くの船着き場から定期船や海上タクシーで渡ることができます。

実際の様子



5月10日(日)のルートの詳細と見どころ・周辺グルメは?

①基山町

ルートの詳細

町役場から基山中央公園までを走ります。

基山といえば、高速のパーキングエリアを思い出す人も多いのでは?
基山パーキングエリアには周辺地域の出店が多くあり、グルメ目的で立ち寄る人も多いと思います。

また、国道3号線沿いの「丸幸ラーメンセンター」も忘れてはいけません。
3号線を走るドライバーの休息所としても重宝され、混雑対策がなされているので、あまり待たされた記憶がありません。

実際の様子

②鳥栖市

ルートの詳細

鳥栖市は当初、市役所から鳥栖駅前までのルートでしたが、鳥栖スタジアムを周回するコースに変更になりました。

鳥栖市で古くから食べられている「かしわ飯」は、鶏肉を使った味付けご飯のこと。

昔は、お祝い事の際に食べていたそうです。

また、近年流行っている「鳥栖プレミアムアウトレット」も外せないスポットでしょう。

実際の様子

③みやき町

ルートの詳細

みやき町では、当初の予定では千栗土居公園公共トイレ前から、みやき町庁舎防災センターまでのコースでしたが、北茂安小学校から北茂安保健センター周回道路のコースに変更になりました。

筑紫平野と筑後川のあるみやき町は農作物が豊富で、トマト、アスパラガス、いちごなど取れます。

筑後川では、うなぎが有名ですが、エツというカタクチイワシ科の魚も取れるそうです。

また、地元では「綾部のぼたもち」が人気だそうです。

実際の様子

④吉野ヶ里町・神埼市

ルートの詳細

吉野ヶ里町神埼市は、吉野ヶ里歴史公園東口駐車場から、王仁博士顕彰公園までを走ります。

スタート地点でもある吉野ヶ里歴史公園は、弥生時代の体感ができる公園。

名物の神埼そうめんは、コシが強いことが特徴で、にゅうめんとしても食べられています。

実際の様子

⑤上峰町

ルートの詳細

上峰町は、上峰町中央公園から上峰町役場までのルートです。

町のほとんどが筑紫平野の上峰町は、アスパラガス、玉ねぎなどの栽培がさかん。

特に玉ねぎは、「春一番」という品種で人気があるのだとか。

実際の様子

⑥小城市

ルートの詳細

小城市は、小城駅から村岡総本舗羊羹資料館前までを走ります。

小城市といえば小城羊羹。
なんと21軒ものお店があり、それぞれ独自の味を売り出しています。

小城市には、全国名水100選に選ばれた「清水の滝」がありますよ~!

実際の様子

⑦多久市

ルートの詳細

多久市は、多久高等学校正門前から多久駅北口までを走ります。

多久には、孔子を祀る多久聖廟があり、1708年に多久茂文が建てた孔子廟です。

足利学校(栃木県)、閑谷学校(岡山県)に次ぐ古い聖廟で、国指定重要文化財に指定されています。

実際の様子

⑧大町町・江北町

ルートの詳細

大町町・江北町は、リサイクルショップ前から江北町観音下交差点東 国土交通省掲示板前までを走ります。

大町町のグルメには、「大町たろめん」があります。

細いうどんを使った、チャンポン風の麺料理。

一度食べると、どこか懐かしく病み付きになる味です。

実際の様子

⑨佐賀市

ルートの詳細

佐賀県のラストを飾るのは、佐賀市。

佐賀市役所前から県立博物館美術館までを走り、県立博物館美術館前広場ではセレブレーションを行う予定です。

佐賀市のご当地グルメは、シシリアンライス。

温かいライスに炒めた肉、生野菜を乗せてマヨネーズをかけ、全体的に混ぜて食べる洋食メニューです。

佐賀市に行ったら、ぜひ食べてみてくださいね!

実際の様子



佐賀県を走る聖火ランナーは?

佐賀県を走る聖火ランナーのうち、芸能人有名人の方をご紹介します。

古賀稔彦さん    残念ながら令和3年3月24日お亡くなりになりました。

古賀さんの代わりに走る方はまだ公表されていないので、何か情報が入ったら追記したいと思います。

豊田陽平さん(プロサッカー選手)

吉岡 徳仁さん  (聖火リレートーチのデザイン担当)



聖火リレーを見に行くと何かあるの?

聖火リレーが通過する前には、応援グッズ・サンプリンググッズの配布やパフォーマンスが行われ、聖火リレーを盛り上げます。

聖火リレーは約200m交代で繋いでいきます。
トーチからトーチに火を移す行為を「トーチキス」と呼ぶそうで、そのトーチキスをする時にポーズを各々で決めて良いとの事で、交代地点で待ち構えると良いかもしれません。

また、聖火リレー1日の終了地点(5月10日唐津市はH&R佐賀唐津横広場、5月11日佐賀市は県立博物館 美術館前)では、セレブレーションが行われ、聖火を聖火皿に移す儀式も行われるとの事です。

聖火リレーのサイトでは、他にも色々な聖火リレーに関する紹介を行っています。
聖火リレーのサイト(https://tokyo2020.org/jp/special/torch/olympic/about/flow/)



遠隔地に聖火が行くのに、時間的に大丈夫なの?

聖火リレーでは、移動時間が限られているので、次の聖火リレー開催地がいきなり遠い所に飛ぶ事があります。

実際にスケジュール通りに聖火リレーを行った場合、時間的に全てを回るのは無理があります。
この様な事態に対応するために、アテネを出た時点から、聖火には「親の火」と「こどもの火」と灯されています。

遠隔地には「こどもの火」で聖火リレーを行い、各所を回れる様に対処しています。
また、「親の火」と同時刻にはリレーを行わないとの決まりがあり、聖火リレーが1つの火で行われているかのような演出をしています。



まとめ

東京オリンピック2020聖火リレー、佐賀県のルートや見どころ、ランナーについてご紹介しました。  

佐賀県は5月10日と11日に聖火リレーを行います。

観光にもちょうど良い気温の時期なので、ぜひ佐賀県の自然とグルメを満喫してみてくださいね♪

次の開催地、福岡県の聖火リレー記事はこちら

福岡県の聖火リレーの日程とスケジュールは?ルートの詳細と見どころ、周辺グルメや聖火ランナーなどご紹介