東京オリンピックの聖火リレーのルートが発表されました。
日本各地を回る聖火リレーは、地方にいながらオリンピックに参加できる貴重な体験です。

聖火は、2020年の3月12日にギリシャで採火され、12日~19日までギリシャ国内で聖火リレーが行われ、3月19日にギリシャのアテネ市で聖火引き継ぎ式を済ませた後、日本にやってきます。
2020年3月20日に宮城県、航空自衛隊松島基地に到着した聖火は東北の被災地を巡った後、日本各地に聖火リレーで回ってきます。

徳島県の聖火リレーは大阪府から徳島県の三好市に運ばれてスタートします。

前開催地、大阪府の聖火リレーの記事はこちら

大阪府の聖火リレー2021の日程とスケジュールは?ルートの詳細と見どころや実際の様子などご紹介

徳島県は日本で11番目の開催地となります。

徳島県は、どんなルートで聖火が回るのでしょうか。

早速、詳しく見ていきましょう。





徳島県の聖火リレーの日程とスケジュールは?

聖火リレーは4月15日と16日の2日間で行われます。

4月15日(木)のスケジュール

市町村 出発予定地 出発予定時刻 到着予定地 到着予定時刻
①三好市・東みよし町 箸蔵山ロープウェイ登山口駅 8:40 県道12号線上交差点(東みよし町昼間) 9:06
②つるぎ町・美馬市 貞光ゆうゆうぱーく 10:25 美馬市立美馬中学校・小学校前 10:53
③阿波市・吉野川市 県道15号線上(阿波市吉野町西条字出口) 12:10 国道192号線・県道235号線交差点 12:56
④神山町 県立城西高等学校神山校前 13:30 神山町役場前 13:41
⑤石井町・上板町 石井町立藍畑小学校 14:55 県道34号線上(上板町椎本字寺ノ前) 15:26
板野町・藍住町 エネオス板野インター前店前 16:15 藍住インターチェンジ前 16:42
北島町・松茂町 北島北公園東 17:50 松茂町立喜来小学校付近 18:14
鳴門市 鳴門市立鳴門中学校前 19:09 鳴門ウチノ海総合公園(西側広場) 19:40

4月16日(金)のスケジュール

市町村 出発予定地 出発予定時刻 到着予定地 到着予定時刻
海陽町 阿波海南文化村 9:00 国道55号線上(海陽町大里) 9:11
牟岐町 牟岐町立牟岐中学校・小学校 10:05 牟岐駅前交差点 10:16
上勝町 上勝町ゼロ・ウェイストセンター 10:45 県道16号線上(上勝町大字傍示) 10:56
美波町 美波町役場 11:15 薬王寺前交差点 11:26
那賀町 自動車販売店前 12:35 那賀町役場本庁舎 12:46
勝浦町 県立小松島西高等学校勝浦校前 14:00 勝浦町人形文化交流館 14:11
阿南市・小松島市 苅屋川橋上 15:30 病院付近 16:29
佐那河内村 佐那河内村役場前 17:30 国道438号線(佐那河内村下根郷) 17:41
徳島市 徳島港フェリーターミナル前交差点 18:27 アスティとくしま 19:40


4月16日(木)のルートの詳細と見どころ・周辺グルメと観光名所は?

①三好市・東みよし町

ルートの詳細

徳島県のスタートを飾るのは、三好市、東みよし町。

箸蔵山ロープウェイ登山口駅を出発し、県道12号線上交差点の約2kmを走ります。

聖火ランナーは11名を予定しています。

そんな三好市のご当地グルメは、「あめごのひらら」と「でこまわし」。

あめごのひららは、平らな石の上にあめご(魚)を乗せて、石の周囲に味噌で土手を作って豆腐や野菜などと一緒に焼いた料理のことで、でこまわしは地元のジャガイモと岩豆腐、こんにゃくを串に差して、味噌をつけたものです。

実際の様子

②つるぎ町・美馬市

ルートの詳細

つるぎ町、美馬市は、貞光ゆうゆうぱーくから美馬市立美馬中学校小学校までの2,1kmのルートです。

聖火ランナーは12名を予定しています。

箸蔵山ロープウェイ登山口駅では、出発式が予定されています。

美馬市のご当地グルメは、そば米雑炊。

そばの実を砕いて粉にせず、そのまま食べることが特徴です。

実際の様子

③阿波市・吉野川市

ルートの詳細

阿波市、吉野川市では、県道15号線上から国道192号線・県道235号線の交差点までの3.6Kmのルートです。

聖火ランナーは19名を予定しています。

阿波市のご当地グルメは、たらいうどん。

大きなたらいにうどんを入れ、みんなで囲んで食べる郷土料理です。

実際の様子

④神山町

ルートの詳細

神山町は、県立城西高等学校神山校前から、神山町役場までの0.8Kmを走ります。

聖火ランナーは4名を予定しています。

サテライトオフィス集積地では、ミニセレブレーションを予定しています。

この神山町は、IT系ベンチャーが相次いでサテライトオフィスを開設して居ることでも知られ、海外からも注目をあびています。

徳島県が地デジ化のタイミングで県下全域に敷いた光ファイバー網による強力なブロードバンド環境があるという背景が大きいようです。

実際の様子

⑤石井町・上板町

ルートの詳細

石井町、上板町は、石井町立藍畑小学校から県道34号線上までの1.8Kmルートです。

聖火ランナーは10名を予定しています。

石井町、上板町の名物といえば、コース上でもある吉野川の河川敷が人気です。
菜の花が咲く頃にはインスタ映えも。

実際の様子

⑥板野町・藍住町

ルートの詳細

板野町、藍住町は、エネオス板野インター前店前から、藍住インターチェンジ前までの2Kmのルート。

聖火ランナーは12名を予定しています。

板野地方のご当地グルメには、とくしまバーガーがあります。

阿波ポークや阿波牛などを使った、ご当地ハンバーガーをぜひ一度食べてみてくださいね!

実際の様子

⑦北島町・松茂町

ルートの詳細

北島町、松茂町では、北島北公園東から松茂町立喜来小学校付近までの1.8Kmを走ります。

聖火ランナーは11名を予定しています。

北島町、松茂町の人気スポットは、北島チューリップ公園が挙げられます。
5万本のチューリップが植えられており、平成9年にはシンボルとなる高さ9mの風車も建てられています。

実際の様子

⑧鳴門市

ルートの詳細

1日目のラストは、鳴門の渦潮で有名な鳴門市。

鳴門市立鳴門中学校前から、鳴門ウチノ海総合公園までの2.4Kmを走ります。

聖火ランナーは13名を予定しています。

ゴール地点では、盛大なセレブレーションが行われる予定です!

そんな鳴門市のご当地グルメは、なるとうどん。

平打ち麺に出汁がよく効いていて、一度食べたら病み付きになる味ですよ。

実際の様子




4月17日(金)のルートの詳細と見どころ・周辺グルメと観光名所は?

①海陽町

ルートの詳細

徳島県の2日目は、海陽町からのスタート。

阿波海南文化村から国道55号線上までの0.8Kmを走ります。

聖火ランナーは5名を予定しています。

出発地点の阿波海南文化村では出発式を予定しています。

海陽町のご当地グルメは、南阿波丼。

豪華な海鮮丼で、人気店「味政」が海陽町にありますよ。

実際の様子

②牟岐町

ルートの詳細

牟岐町は、町立牟岐中学校小学校から、牟岐駅前交差点までの0.8Kmを走ります。

聖火ランナーは5名を予定しています。

牟岐町の沖に浮かぶ出羽島には、世界で4か所しか自生していない“生ける化石”シラタマモを見ることができます。

実際の様子

③上勝町

ルートの詳細

上勝町は、上勝町ゼロ・ウェイストセンターから、県道16号線上までの0.8Kmのルートです。

聖火ランナーは4名を予定しています。

上勝町には灌頂ヶ滝があり、水量は多くない滝ですが、70メートルほどある落差のため、流れは途中から霧のように広がり、時間帯によっては滝の流れに虹が重なる美しい姿を見ることができます。午前中に訪れるのがオススメです。

実際の様子

④美波町

ルートの詳細

美波町は、美波町役場から薬王寺前交差点までの0.8Kmを走ります。

聖火ランナーは5名を予定しています。

出発地点の美波町役場では、ミニセレブレーションが予定されています。

美波町には、ウミガメの博物館、カレッタがあります。
ウミガメがメインというのは珍しいですね。

実際の様子

⑤那賀町

ルートの詳細

那賀町は、自動車販売店前から那賀町役場本庁舎までの0.8Kmを走ります。

聖火ランナーは5名を予定しています。

到着地点の那賀町役場本庁舎ではミニセレブレーションが予定されています。

那賀町には大小100もの滝があり、旧木沢村は「日本一の滝王国」と呼ばれていたとか。

実際の様子

⑥勝浦町

ルートの詳細

勝浦町では、県立小松島西高等学校勝浦校前から、勝浦町人形文化交流館までの0.8Kmのルート。

聖火ランナーは5名を予定しています。

到着地点の勝浦町人形文化交流館ではミニセレブレーションを予定しています。

勝浦町人形文化交流館は、30,000体の雛人形を飾る「阿波勝浦ビッグひな祭り」の会場としても有名ですね!

実際の様子

⑦阿南市・小松島市

ルートの詳細

阿南市、小松島市では、苅屋川橋上から、病院付近までの4.6Kmを走ります。

聖火ランナーは25名を予定しています。

阿南市には、猫好きには外せない、猫神様で有名なお松大権現があります。

また、小松島市には、世界一大きな狸の銅像や昔の駅舎を復元しSLも展示してある小松島ステーションパークがあります。

実際の様子

⑧佐那河内村

ルートの詳細

佐那河内村では、村役場前から国道438号線上までの0.8Kmのルートです。

聖火ランナーは5名を予定しています。

佐那河内村では、すだちやいちごが特産。
一度食べてみたいものですね。

実際の様子

⑨徳島市

ルートの詳細

そして、徳島県ラストとなるのは、徳島市。

徳島港フェリーターミナル前交差点から、セレブレーション会場となるアスティとくしまの多目的ホールを目指します。

徳島市のご当地グルメには、「徳島ラーメン」や「阿波尾鶏」があります。

徳島ラーメンは、豚バラ肉や生卵を使ったスタミナラーメン、阿波尾鶏は、徳島が誇る地元食材の1つです。

実際の様子



徳島県の聖火ランナーは?

最後に、徳島県を走る聖火ランナーのうち、芸能人・有名人の方を紹介します。

〈市橋有里さん(元マラソン代表)〉 鳴門市 走行予定



聖火リレーを見に行くと何かあるの?

聖火リレーが通過する前には、応援グッズ・サンプリンググッズの配布やパフォーマンスが行われ、聖火リレーを盛り上げます。

聖火リレーは約200m交代で繋いでいきます。
トーチからトーチに火を移す行為を「トーチキス」と呼ぶそうで、そのトーチキスをする時にポーズを各々で決めて良いとの事で、交代地点で待ち構えると良いかもしれません。

また、聖火リレー1日の終了地点(4月16日鳴門市は鳴門ウチノ海総合公園(西側広場)、4月17日徳島市はアスティとくしま)では、セレブレーションが行われ、聖火を聖火皿に移す儀式も行われるとの事です。
聖火リレーのサイトでは、他にも色々な聖火リレーに関する紹介を行っています。
→ 聖火リレーのサイト(https://tokyo2020.org/jp/special/torch/olympic/about/flow/)



遠隔地に聖火が行くのに、時間的に大丈夫なの?

聖火リレーでは、移動時間が限られているので、次の聖火リレー開催地がいきなり遠い所に飛ぶ事があります。

実際にスケジュール通りに聖火リレーを行った場合、時間的に全てを回るのは無理があります。
この様な事態に対応するために、アテネを出た時点から、聖火には「親の火」と「こどもの火」と灯されています。

遠隔地には「こどもの火」で聖火リレーを行い、各所を回れる様に対処しています。
また、「親の火」と同時刻にはリレーを行わないとの決まりがあり、聖火リレーが1つの火で行われているかのような演出をしています。



まとめ

東京オリンピック2020聖火リレー、徳島県のルートや見どころ、ランナーについてご紹介しました。

徳島県は11番目の開催地。

ぜひ現地で聖火リレーを堪能し、あなたもオリンピックに参加していきましょう。

次の開催地、香川県の記事はこちら

香川県の聖火リレー2021の日程とスケジュールは?ルートの詳細と見どころ、周辺グルメや聖火ランナーなどご紹介