こんにちは。
柔道経験者のはっしーと申します。
実は柔道二段を持っています。
とは言うものの、最近道場に顔を出していないので、かなり鈍っていると思います^^;
最近気になるのは、やはり東京オリンピックの柔道競技です。
今回オリンピックでは初の採用となる男女混合団体戦。
世界選手権などではすで実施されていますが、参戦しそうなメンバーやルールなど紹介したいと思います。
男女混合団体戦とは
男女混合団体戦は、2017年の世界選手権で初採用された競技です。
元々、東京オリンピックでの採用を見据えて2017年の世界選手権から採用された経緯があり、「オリンピックの為に見出された競技」という一面があります。
昔から男女別での団体戦は存在していました。
団体戦もお互いの選手が順番に対戦する「対戦方式」、負けるまで同じ選手が戦う「勝抜き戦方式」の2種類あり各大会でどちらかのルールを採用して戦ってきました。
今回の男女混合団体戦は、お互いの選手が順番に対戦する「対戦方式」になります。
男女混合団体戦のルール
男女混合団体戦は
- 男子73kg級以下
 - 男子90kg級以下
 - 男子90kg超級
 - 女子57kg級以下
 - 女子70kg級以下
 - 女子70kg超級
 
の6階級から選手が選出されます。
またルールは
試合時間:4分
点数:
一本勝ち、不戦勝、相手の棄権による勝利⇒10点
技ありでの優勢勝ち⇒1点
指導差の勝利⇒0点
試合順番:くじ引きで決定
延長戦(GS):あり
となっています。
試合順番は過去は軽量のクラスから試合を行ってきましたが、軽量クラスは日本人チャンピオンが多く早く勝敗が決してしまい面白みに欠ける為ためくじ引き方式になったのだとか。
万が一同じ点数で勝敗がつかなかった場合は、無作為に選ばれた階級の選手が代表選を行い決着をつけます。
男女混合団体戦に出場する選手は?
各クラスごとに出場選手を見ていきます。
男子73kg級以下
このクラスに出場できるのは
- 大野将平選手(73㎏級)
 - 阿部一二三選手(66㎏級)
 - 高藤直寿選手(60㎏級)
 
の3名になります。
ここではやはり実績があり、体重的にも大野将平選手が最有力になります。
個人代表選手以外にも
- 橋本壮市選手(73kg級)
 - 丸山城四郎選手(66kg級)
 - 永山竜樹選手(60kg級)
 
など有力な選手がいますが、当日のコンディションがよっぽど悪くない限り大野将平選手が出場するものと思われます。
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男子90kg級以下
このクラスに出場できるのは
- 向翔一郎選手(90㎏級)
 - 永瀬貴規選手(81㎏級)
 
の2名になります。
体重でいけば向選手になりそうですが、コンディション次第では永瀬選手もありえるかも。
個人代表選手以外にも
- 長澤憲大選手(90kg級)
 - 村尾三四郎選手(90kg級)
 - 藤原崇太郎選手(81kg級)
 
と過去に男女混合団体戦でも活躍した選手がおり、個人代表選手のコンディション次第では出場もありえるかもしれません。
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男子90kg超級
このクラスに出場できるのは
- 原沢久喜選手(100kg超級)
 - ウルフアロン選手(100kg級)
 
の2名になります。
体重的には原沢選手になりそうですが、ウルフアロン選手の調子が良ければ出場もありえるかも。
個人代表選手以外にも
- 影浦心選手(100kg超級)
 - 飯田健太郎選手(100kg級)
 
など控えており、特に影浦選手は世界王者の「リネール」に勝利した事もあり原沢選手のコンディション次第では出場もありえるかも。
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女子57kg級以下
このクラスに出場できるのは
- 芳田司選手(57kg級)
 - 阿部詩選手(52kg級)
 - 渡名喜風南選手(48kg級)
 
の3名です。
体重的に芳田司選手になりそうですが、調子が良い阿部選手が出場する可能性も・・・。
さすがに渡名喜選手は軽すぎるので出場は無いかなと思います。
個人代表選手以外にも
- 玉置桃選手(57kg級)
 - 舟久保遥香選手(57kg級)
 - 志々目愛選手(52kg級)
 - 角田夏実選手(48kg級)
 
など控えていますが、芳田選手か阿部選手のどちらかになるのではないでしょうか。
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女子70kg級以下
このクラスに出場できるのは
- 新井千鶴選手(70kg級)
 - 田代未来選手(63kg級)
 
の2名です。
実績・体重ともに新井選手が代表になるのでは?思われます。
個人代表選手以外にも
- 大野陽子選手(70kg級)
 - 新添左季選手(70kg級)
 - 鍋倉那美選手(63kg級)
 - 土井雅子選手(63kg級)
 
と実績のある選手も多く控えているので、新井選手のコンディション次第では出場もあるかも?
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女子70kg超級
このクラスに出場できるのは
- 素根輝選手(78kg超級)
 - 浜田尚里選手(78kg級)
 
の2名になります。
素根輝選手はいち早くオリンピック代表の座を手に入れた実力者なので、大本命になるでしょう。
浜田選手も過去の団体戦で実績があり、出場する可能性もあるかな?と思われます。
個人代表選手以外にも
- 朝比奈沙羅選手(78㎏超級)
 - 梅木真美(78㎏級)
 
と実力のある選手が控えています。
ひょっとしたら朝比奈選手も出場する可能性があるかも?
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これまでの男女混合団体戦の成績
過去に4回男女混合戦が行われていますが、これまでの戦績を振り返ってみたいと思います。
2017年 世界選手権
| 対戦国 | 成績 | 勝敗 | |
| 2回戦 | ウクライナ | 5-1 | 勝ち | 
| 準々決勝 | ドイツ | 5-1 | 勝ち | 
| 準決勝 | 韓国 | 5-1 | 勝ち | 
| 決勝 | ブラジル | 6-0 | 勝ち | 
参加選手
- 芳田司
 - 宇高菜絵
 - 橋本壮市
 - 中矢力
 - 新井千鶴
 - 新添左季
 - 長澤憲大
 - 朝比奈沙羅
 - 素根輝
 - 王子谷剛志
 - 原沢久喜
 
2017年ブダペストでの世界選手権で初の男女混合団体戦は見事優勝しています。
2018年世界選手権
| 対戦国 | 成績 | 勝敗 | |
| 2回戦 | モンゴル | 4-0 | 勝ち | 
| 準々決勝 | アゼルバイジャン | 4-2 | 勝ち | 
| 準決勝 | 韓国・北朝鮮 | 4-0 | 勝ち | 
| 決勝 | フランス | 4-1 | 勝ち | 
参加選手
- 芳田司
 - 玉置桃
 - 立川新
 - 大野陽子
 - 向翔一郎
 - 朝比奈沙羅
 - 素根輝
 - 原沢久喜
 - 小川雄勢
 
2018年バクーでの世界選手権でも男女混合団体戦は見事優勝しています。
2019年世界選手権
| 対戦国 | 成績 | 勝敗 | |
| 2回戦 | 韓国 | 4-0 | 勝ち | 
| 準決勝 | ブラジル | 4-0 | 勝ち | 
| 決勝 | フランス | 4-2 | 勝ち | 
動画は対フランス戦の様子です
参加選手
- 芳田司
 - 玉置桃
 - 大野将平
 - 橋本壮市
 - 新井千鶴
 - 大野陽子
 - 村尾三四郎
 - 濵田尚里
 - 影浦心
 
2019年日本で開催された世界選手権でも男女混合団体戦は見事優勝しています。
2021年 世界選手権
| 対戦国 | 成績 | 勝敗 | |
| 2回戦 | ウクライナ | 4-0 | 勝ち | 
| 準決勝 | ロシア | 4-0 | 勝ち | 
| 決勝 | フランス | 4-0 | 勝ち | 
参加選手
- 舟久保遥香
 - 橋本壮市
 - 原田健士
 - 新添左季
 - 長澤憲大
 - 増山香補
 - 秋場麻優
 - 影浦心
 - 佐藤和哉
 
2021年6月にブダペストで開催された世界選手権でも男女混合団体戦は見事優勝しています。
まとめ
東京オリンピックで初めての種目となる柔道男女混合団体戦。
これまで世界選手権で日本は4連覇している事から金メダルの期待が高まります。
やはり団体戦は選手層が厚い国が有利になり、日本も選手層の厚さが強みです。
最大のライバルはフランスになりそうですが、日本勢にはぜひ頑張ってもらいたいと思います。






